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このご本の前書きから、あらゆる悩みへの名回答が載っていて目からウロコでした。
『そこで問題を解決することに取り組むと、進むべき方向を取り違えてしまいます。
問題は、人が解決するのではありません。
では、人は何をすればいいか。
目を覚まして、日々起きてくる出来事とただ出会っていくことです。』(p2より引用)
その出てきた問題は枝葉でありダミーです。枝葉の解決に自分の貴重な時間や労力を注ぎ込んではいけません。
『人生が矛盾でいっぱいだったら、順調にいっている。そうとらえてください。』(p3より引用)
●枝葉の部分、ダミーに振り回されないために、Kan.さんは一番大事なのは「取り組まないこと」と仰っています。反応しないといってもいいかもしれません。ではどうするのか?
『自分の身に起こったことをちゃんと受け入れ、湧き上がる感情を遮断せず、しかし、そこに巻き込まれず、ただ「見る」。』(P45より引用)
まずは、じたばたしないで受け入れる(加藤諦三先生も仰っています)そしてただ見る。
田坂広志さん『人間を磨く』を今ふと開いてみましたら『我々に真に問われているのは、「問題の解決力」ではなく、「人生の解釈力」に他ならない。』(『人間を磨く』P210より引用)と書かれていました。
『物事を「見る」能力は、人間にもともと備わっている力です。
一方、「解決する」という能力は、人間には本来備わっていません。』(p46より引用)
人間どうしても、枝葉の部分(出来事)に気を取られて、本質を見失ってしまいがちです。ほとんどの人が、それで悩むのです。枝葉のことを大騒ぎせず、「自分に必要で起こっているんだ」と受け入れて、ただ見る。パニクって色々やってしまうのが人間(凡夫)ですが、
『その時、解決すべきだと思っていた問題のひとつひとつが、実は自分を導いていく鍵だったということに気づくでしょう。』(P181より引用)
後で、「あっ、そういうことだったのか…」と腹落ちする時がきます。実業家 斎藤一人さんが「あとは神様にお任せしちゃいな。あれこれやっちゃうと 神様の仕事のじゃまになっちゃうよ」というお話をされていたのを思い出しました。
■あめ的回答■
人は不安で心配だと、出てくる現象にあれやこれやと反応してしまいます。まず起こっていることをじたばたしないで受け入れること自体が難しいかもしれません。だからこそ勇気を出して受け入れて、ただ見るを試してみてほしいです。逆境になったときはこの本が助けになりますよ。
この本の後ろの方で、「食に気をつけましょう」というエピソードが載っていました。健康的なマインドのためにも食はすごく大事です。
(蛇足)因みに、観相家 水野南北さんのエピソードが好きで『ありがとうとお金の法則』(小林正観さん)も、よろしければ合わせてお読みください。
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