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ライフネット生命創業者 出口治明さんのご本は読み物としてもおもしろすぎます。世界中飛び回られていた出口さんだからこそ、日本人のこれっておかしいよね、困りものよねという所を見抜いて教えて下さっています。「あるある。わかる」と、興味深く一気に読めました。
●日本人は「トレードオフ(例えば、AもBも両方はとれない。Aを選べばBを失うということ)」という考え方が苦手だというお話について。
『一日は24時間と決まっているのですから、仕事も家事も完璧にやろうと思ってもそれは無理に決まっています。それなのに、日本では妻が働いていようが育児や家事は妻がやるべきだと思っている男性が少なくありません。でも、そんなことは不可能だということは、ちょっと考えればすぐにわかりそうなものです。』(p35より引用)
『何かを取れば何かを失う、決して「いいとこ取り」はできないのです。これを思考の軸に加えておくことで決断は確実に速まります。』(P36より引用)
「がんばればできる」というのは日本人独特なのでしょうか…。今でこそ「マルチタスクは無理」「こっちに、がんばればいいと言って話片付けるな」と思ってしまいます。(今のあめちゃんなら無茶なことは「じゃ、あなたがやれば?」と言えるようにはなりました。昔はとても言えなかったです)
●こちらは勇気をいただけたお話です。インプット大事のお話で…
『読書というのは食事と似ています。何を食べたかは忘れてしまっても、栄養分は確実に身体に吸収されてその人の骨や筋肉やエネルギー源になっている。これと同じように、読書で得たインプットはたとえその詳細を覚えていなくても、確実に脳に蓄積されており、その人がものごとを考える際に使う思考軸の基礎を形づくるのです。』(p95より引用)
茂木健一郎先生が「腐葉土となる」お話をされていました。忘れていても実はちゃんと潜在意識に入っています。あめちゃんも正直、本の内容はほとんど覚えていなかったりしますが、ちゃんと積もっているようです。
●こちらも勇気をいただけました。居心地のいいコンフォートゾーン(ホーム)に居たい。環境を変えたくない。変わるのは怖い…など、そうは言っても、色んなことが、それこそ1日でひっくり返ることは日常で起きます。しかも、理不尽度が高いことが起きます。
『人から何かの相談事をされたとき、僕のアドバイスはいつも同じです。
「変化の激しい時代、一つのところでじっとしているくらい危険な生き方はない。その場所のルールにしたがっていれば安心と安全が未来永劫保障されているというのは幻想に過ぎない。常に広い世界に出て変化にチャレンジし続けなくてはならない 」』(P107より引用)
もちろんコンフォートゾーンを出たら見知らぬ辺境の地です。だからこそ一刻も早く踏み出して、その辺境の地の対処をさっさと学んでしまうのです。
『そして、そうやっていったん知識やスキルを獲得してしまえば、もはや辺境は恐るべき未知のフィールドから、勝手知ったる自分のホームグラウンドになってしまうのです。』(p108より引用)
最近続けて引用していますが、和田秀樹先生が「現状維持をめざすと今よりダメになる」と。茂木先生も似たお話をされていました。
■あめ的回答■
出口さんの洞察には、いつも面白い発見ができます。上記に3つの話題をピックアップしましたが、自分の今やっていることの おさらい的な感じで、「うん。これで道はいいんだ」と勇気をもらえました。「なんかおかしいな…」とモヤッとしていても、自分ではイマイチ確信がなかったり…、でも、こうやってご本を読んで、背中を押してもらって、一歩一歩進めることに感謝です☆彡
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