『50歳からの「脳のトリセツ」 定年後が楽しくなる! 老いない習慣』 和田秀樹
『50歳からの「脳のトリセツ」 定年後が楽しくなる! 老いない習慣』 和田秀樹

『50歳からの「脳のトリセツ」 定年後が楽しくなる! 老いない習慣』 和田秀樹

 

老人専門精神科医 和田秀樹先生のご本の紹介です。

中高年で、老後に備えて、計算ドリルやパズルなど「脳トレ」をしている方がいます。しかし、和田先生が仰るには、鍛えるべきは計算能力や言語能力ではなく……

意欲と感情のコントロール(の部位)=前頭葉

であるということです。

「老いない脳」を作りたいなら、前頭葉を鍛えることが何より需要です。』(p4より引用)

前頭葉の鍛え方は「新しいことをやってみる」です。

いつも行っているお店ではなく知らないお店に入る。いつもは観ないようなジャンルの映画を観る。いつも通っている道とは違う道で行ってみる……など、日常でできることは色々あります。

「毎日が実験」だと思って生きることを和田先生はご提案されています。

和田先生の例え話が面白いのですが、『「理科の実験」は実験ではない』ということです。液体Aと液体Bを混ぜたらこんな色に……という、教科書にすでに載ってわかっていることにアハ体験はないですよね。

真の意味での実験とは、まだ答えが出ていない事柄を探ることです。』(P153より引用)

すみません、茂木先生のご本ではないのですが「アハ体験しましょ🎵」ということでもあります。

反論を一つ思いついたとき、「これが正解」と信じ込んで固執してしまった場合、大多数の意見に流されるのと同じく、前頭葉は鍛えられません。「こうも考えられるのでは?」「こんな可能性もあるのでは?」という選択肢を、一つでも多く出せるかどうか。そのチャレンジが、最良の脳トレとなるのです。』(p144より引用)

「こうに決まっている!」「こうするしかない」といった「絶対」で心を追い詰めないでください。虫の目ではなく鳥の目で、広~く見てください。反対意見を言われても「そういう考え方もあるんだな」ぐらいの感じで。

和田先生は、人間だれでも全員「バカになる(感情が乱れる)」現象は起こると仰っています。その、自分がバカになってしまう、状況、ポイント(いつ、どんな場面で)を、自分であらかじめ知っておくといいですよ。自分で「この手の話題には感情が乱れる」と知っておくのです。人前でポカをやらかして、後で詫びたり居づらくなったり…という状況は自分で予防できますね。

だからこそ意欲と感情のコントロール=前頭葉を鍛えるのが大事なのです。

計算ドリルに何時間もかじりついて うなっている…では、これは得られません。

■あめ的回答■

ドリルやパズルがダメ!というわけではなく、脳の萎縮は「前頭葉」から始まるとのことで、結局 意欲が低下していくと、計算能力や言語能力などの知能全般も衰えてくるので、幹となるのは「前頭葉」なのですね。

今まで行ったことのないお店に入る、いつもと違う道で行く、違う街を旅してみるも良し。日常でもトライできることはたくさんあります。違うことをやってみる、見つける、それを考えてみること自体も新しいことになります。「めんどくさい」と思った方!チャンスですヨ!そういう方はポテンシャル高いから変わり幅がすごいですヨ。

和田先生のお話は毎回、目からうろこです。そうですね!あめちゃんもいつもとは違うジャンルのご本も冒険してみます♪

かっぱさんに、「マーシャルアーツやってみてよ」とリクエストしてみたら、めっちゃプロ級でウケました。

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