『捨てること、離れること』 枡野俊明
『捨てること、離れること』 枡野俊明

『捨てること、離れること』 枡野俊明

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捨てること、離れること (だいわ文庫) [ 枡野 俊明 ]
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これまで何冊かご紹介させていただいた枡野俊明さんのご本です。

「掃除は信心よりも大事」というお話は以前、金閣寺・銀閣寺住職 有馬頼底さんのご本でもありました。

禅でいう掃除とは、物質的なチリやゴミを取り除くためではなく、心についたチリやゴミを拭き取るためのれっきとした行です。』(P40より引用)

物がごちゃごちゃしていても気にしないという人もいますが、脳の中では、あっちにアレ(障害物)があって、こっちにアレがあってと、無意識の中でも実は注意があちこちに飛び散らかっていて、ものごとに集中できない、そしてやたら疲れるという現象になってしまいます。元汚部屋出身者として、このロジックには、さっさと気づいた方がお得!だと言い切ります☺

このご本のタイトル「捨てること、離れること」ですが、物だけではなく、想いについても同じです。嫌なことを考えてしまうなど、「考えてはいけない!」と念じがちだったりします。

『そんなときは、思考が浮かんできても、いちいち取り合わないようにしてみてください。頭の反対側からすぐに抜けていくようなイメージをもつといいかもしれません。』(P109より引用)

草薙龍瞬さん著『反応しない練習』もぜひ参考にしてみてください。

こちらは深い命題です。「共生」という言葉。仏教では「ともいき」と訓読みされるそうです。地球の上に、生き物も植物も人間も生かさせていただいているわけですが……

『もしかしたら50代以上の方たちは、深刻化していく地球環境問題から逃げ切れてしまうかもしれません。あと20年、30年くらいは、地球はなんとか持ち堪えてくれるのではないかと思うからです。』(P182より引用)

あめちゃんも「今から100年後の人たちは、生きるの大変だろうな…」と思っていました。

『逃げ切れるかもしれない世代と、被害をこうむるかもしれない世代。両者が共存しているのが現在という時代です。』(p182より引用)

自分一人でも、ゴミの出し方や食材の使い方などの日々の暮らし方への姿勢を変えていくことはできますという枡野さんからの投げかけは本当にその通りです。

「人生100年時代」と言われます。(※蛇足ですが、人生100年時代って、すごく恐ろしい話だというのは、富家孝先生の記事にてふれています)

例えば、70歳の方だと、まだ30年もあります。30年は長いですよ。今から30年!と考えてみてください。

『ですから、決して余生などという言葉は使ってはダメなのです。

余っている人生などありません。』(p196より引用)

■あめ的回答■

好きに気楽に生きるといっても、いいかげんにちゃらんぽらんに生きるとは違います。むしろ おかしな生き方がとてもできないというか…。禅思考のご本なので「運気」関連の話題は出ていませんが、おかしな生き方=運気を落とす生き方…と言ってもいいと思います。

「こういうことしたら運気落ちるよね…」という判別で行動を選べば、そうそう変なことに巻き込まれて悩んでしまうというような事態にはならないと思います。

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