『人生は引き算で豊かになる』有馬頼底
『人生は引き算で豊かになる』有馬頼底

『人生は引き算で豊かになる』有馬頼底


「禅」ってなんなんだろう?よく「執着をすてる」とか聞くけど、なにもかも(お金も)すてろってことなの??と、不思議に思ったりしませんか?そもそもあめちゃんもよく知りもしなかったのですが、「禅」というものは、生きてる上での重荷をおろしてくれて、軽くなった分、一歩上へと進みやすくしてくれる こんなにも素晴らしいものだったのか!と、目からウロコの、英知とも言えるものだとわかりました。

ヤな出来事があって、ずっとそれについて考えてしまってしんどい。

変えていきたい、進みたい…とは思っているけれど、同じことばかり考えている無限ループ中。

身も心も懐も『豊か』でありたいと願っている。

……と、いう方にはおススメすぎます。

金閣寺・銀閣寺の住職さんの有馬さんのご本で素晴らしいホームラン本です。

「足るを知る」というのはみなさんも聞いたことがあると思います。これはヘンテコなあめ的発想なのですが、そもそも欲持ったらやること増えて大変じゃん(汗)なんて思っちゃうのですが(笑)『足るを知ることが、本当の豊かさにつながる』というのはわかります。「これで十分だ」「こんな暮らしをさせていただいてありがたい」という想いがあれば、心は落ち着いて平穏な日常を暮らせますよってことです。ちなみにあめちゃんの日常のお昼ごはんは、玄米、梅干し、納豆、めかぶというメニューのことも多く、100円でこと足ります。(※お友達とランチにいくときは1000円クラスのでも全然お支払いしますよ。ケチではないです)あめちゃんが無欲というわけではなくて、『あのブレスレットが買いたいからお仕事がんばろ♪』とか思います。

欲で、他人を妬んだり、自分を卑下したり苦しむようなら『足るを知る』ことが出番になってくるのではないかなと。斎藤一人さんが『正当な欲は必要だよ』とおっしゃっていたのですが、その欲によって成長できたり、わくわく楽しくなるなら必要な欲ですね。持ってて苦しい欲なら、そろそろ自分の変え時なのかもしれません。

👇あめちゃんが『素晴らしい!!』って感じた文章を一部引用します。(ご本買ってまるごと読んでいただきたいです)

『よく年の瀬になると「来年こそはがんばろう」「来年こそは〇〇をしよう」という思いを述べる人がいますが、今日という日を懸命に、大事に生きられない人が、明日や来年を大事に生きることなどできるはずがありません。そんな人は、明日になったら「明日こそは……」と言うでしょうし、来年の年の瀬には「来年こそはがんばろう」とまた言っているのです。

私たちに確実にあるのは「今」だけです。』(P111より引用)

『通常、私たちは「新しい何か」を始めようとする際、「一歩踏み出す勇気」が必要だと考えます。

たしかに、その「踏み出す勇気」も必要なのですが、じつはそれは半分で、私たちが本当に必要なのは、むしろ「捨てる勇気」のような気がします。(~中略~)しかし、人生とはじつにおもしろいもので、何かを得ようとするときには、必ず何かを捨てなければならないし、何かを失っているときというのは、間違いなく何かを得ているものです。

掴むためには何かを失い、失っているときには何かを掴んでいる、ということです。』(P139~140より引用)

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これすごい発見だと思います。武者小路実篤さんが『本当にころがった者は、起き上がったときにはなにか得をしている』と言われましたが、同じ意味合いですね。有馬さんが、「捨てること」を恐れずに、これまでの生き方や大事にしているものに過度に執着しないで 手放して変化に身をゆだねることも大事ですよっておっしゃっていて、あめちゃんも、ながくやっていたお仕事とご縁がなくなり、また違う道に行ったりしたのですが、畑違いでも楽しいと楽しいんだという体験をしました。

■あめ的回答■

前にやっていたお仕事で「自分は今までこの道で生きてきたからこの道しかないんだ!」という、我とも執着ともいえるものに、もし今でもしがみついていたら今日の自分はなかった…むしろ苦しんでいたと思います。

あめちゃんも『(ある意味、お天道様に)おまかせ』の生き方をするようになってからは(昔に比べたら)肩のちからがいくらか抜けて、生きやすくなってきました。今でこそご本をよく読むようになり、こうやってブログを始めたり(これって、茂木先生のおっしゃるところの「人生は偶有性に満ちている」です)。

みなさんも、荷物が減ってかる~くなった分、「一歩上」始めてみませんか?

 

(※有馬らいていさんの「らい」の漢字は「頼」ではないのですが、漢字変換できないので、カテゴリーで「頼」を充てさせていただいております。ご了承ください)

 

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