『忘れる読書』落合陽一
『忘れる読書』落合陽一

『忘れる読書』落合陽一

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忘れる読書 (PHP新書) [ 落合 陽一 ]
価格:1,100円(税込、送料無料) (2023/6/10時点)

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メディアアーティスト・筑波大学准教授・ベンチャー企業などの代表をされている落合陽一さんのご本です。「忘れるために本を読む」……か、面白そう、と思って購入しました。

堀紘一さん『自分を変える読書術』を以前ご紹介しましたが、きちんと読書習慣のある方ってどういう本の読み方をしているんだろう?ということにめっちゃ興味があります。

落合陽一さん流、読書のすすめ方

……この点を、「これならば、あめちゃんでもできる!」という箇所にしぼってご紹介します♪

「本の内容は覚えようとしなくていいですよ。潜在意識の中にちゃんと入っていますから」と、以前、勝間和代さんがYouTubeで仰っていたのですが、落合さんもそんな感じで仰っています。落合さんの場合は「むしろ忘れよう」と。潜在意識の中に残っている「断片」は記憶に上がってくるのだそうです。

『出典が明らかではなくなるまで頭の中で混ざり合っているからこそ、新たな閃きが降りてくるのだと思います。』(P57より引用)

ああ!そういうことなんですね!あめちゃん「すっごい名言なんだけど、どの本の話だっけ???」と、思い出せないこと多々あるのですが、それでよかったんですね。藤子・F・不二雄先生のご本で、タネをたくさん持って、それらをミックスして…みたいなお話があったのですが、それとも近いですね♪

『入浴中に仕事に関する本を読むこともありますが、あえて自分の直近の仕事とは切り離した本をなるべく読むようにしています。同じ円周上だけで円を描いていても発展しないし、発見は増えていかないと思うからです。』(P48より引用)

いったん出る、そこから離れる、これはいろんな諸問題でもそうですよね。例えば、煮詰まったら散歩するとか、掃除するとかもありますよね。

誰でも「この分野なら任せてよ!」ってありますよね。さらに頭1コ抜きんでてみませんか?

『私が言いたかったのは、人生百年時代を生き抜こうと思ったら、自分は「ここだ!」と決めた一点に的を絞って、ひたすらその一点を掘り下げて知識を蓄えていき、誰もやったことのないことをやり続けていく必要がある、ということです。』(P38より引用)

その、自分だけの ある分野に特化して、本のタワーができるほど読み込んでみましょう!

『冒頭の話にも通じますが、今は広く浅い知識なら検索すればすぐに手に入る時代です。ですから、自分の文脈で、自分なりに「傾斜配点」して読んでいくことが重要なのです。』(P38より引用)

斎藤一人さんが「今は、大学の試験の解答だってネットで簡単に見れてしまう」なんて仰っていましたが、『そんなことはググれば一発だよ』ということに、自分の脳の大事なメモリー使ってちゃいけない気すらするあめちゃんです。だからこそ、「忘れること」も大事なのかも。

■あめ的回答■

落合さんはニーチェが大好きで、テンション上がるー!というご本だそうです。(現在のあめちゃんは、櫻庭露樹さんです。「玄関と台所は生活感を出すな」はモエます!)

『実は本は、読み手側の「熱の出し入れ」を自在にするメディアといえるでしょう。』(P40より引用)

やっぱり、バックボーンともなる本を持っているかいないかで、生きやすさ、豊かさなど、微差が大差となってゆくのではないでしょうか。


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