『半分、減らす。』 川野泰周
『半分、減らす。』 川野泰周

『半分、減らす。』 川野泰周

 

精神科医であり臨済宗長寺派林香寺住職の川野泰周さんのご本です。1/2を心がけましょうということで、「物」「食事」「消費」「情報」「仕事」など、半分に減らしてみましょうということです。

物が増えて心は幸福感で満たされているでしょうか?

『現実には逆に、物が豊かになるのと反比例するように、心が貧しくなってしまう場合が多いのです。』(P43より引用)

願望を叶えようと、「あれもこれも」とやりすぎるのと同時に、やらなければいけないことも増えてしまうから…ということだそうです。あめちゃん、用事増えるの苦手です(;´∀`)

視界まで忙しくなって、まさに心が亡びちゃいます(そもそもマルチタスクできませんけど)

川野さんのご提案。やらなくて済んだことにフォーカスしてみましょう。

『食べすぎないで済んだ、買いすぎないで済んだ、残業しすぎないで済んだ……。これらはすべて、やりすぎを手放すからこそ実現できることだと思います。

つまり、「やらなくて済んだ」ことの積み重ねは、「半分、減らして」心も体も軽やかに生きてゆくための確固たる道のりにほかならないのです。』(p183より引用)

私事ですが、あめちゃんは「2023年はお洋服を1枚も買わない」と決めて、今日11月1日時点では、ばっちり守っております。今でこそ、物が増えるのがめっちゃ嫌なのですが。ゴミ増やしていない自分えらい!と、自分を褒めていってもいいと思います。

あめちゃんの大好きな食養生の話題もあります。(食養生のお話は、鍵山秀三郎さん小林正観さん油井秀允さんの記事でも詳しく触れております)

『食事は単に空腹を満たすためのものではありません。体を養い、健康を維持・向上させるためにいただくのです。よい薬と思って、食事をいただきましょう。』(P122より引用)

捨てるほど食べ物がある現代。そもそも、それ「食事」ではないよという「毒」も、うんと出回っています。「そもそも、それ食事なの?」と、自分の細胞たちとも相談しながら、食養生していきましょう。

鍵山秀三郎さんの記事でも触れた話題と近いお話になります。

『「早く結果を出したい」と焦ってしまう、「結果」への執着が強いと、仕事をすること自体が苦しくなってしまいます。』(P246より引用)

『禅的にいえば、〝中道精神失調症″のようなものです(正式な診断名ではありません)。「結果がすべて」という概念をいったん手放し、プロセス自体を楽しむように心がけてみましょう。』(P246より引用)

鍵山さんの記事では、そもそもお金がない状態で早々に欲しい物GET!しちゃうもんだから、後で支払いに追われるという苦しみが残りますよというお話でした。

崔燎平さんが、魚釣りをしていたら、釣れない時間も楽しみましょうと仰っていたことも思い出しました。

■あめ的回答■

欲張って色々つめこんでキャパオーバーは苦しいですよね。やらずに済んでいることや、持たずに済んでいるもの…そちらにフォーカスした方が感謝の気持ちがわいてきます。

慎ましく…とかいう「人格者になりましょう」ではないですよ。少しでも軽くなって、軽くなった分、一歩上へ行けますからそのほうが「お得」ですヨ。

習慣化のお話も、大事です。コツコツ、掃除も断捨離もやっていきましょう。

👇いつもポチっと押してくださってありがとうございます

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村