『五つの「えん」の意味を解く ごえんの法則』 小林正観
『五つの「えん」の意味を解く ごえんの法則』 小林正観

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自分が投げかけたものが自分に返ってきますよというお話です。不満を投げかけたひとには不満に思うようなことが返ってきます。過去に、嫌なことを投げかけてきた人は、今、それをやめて幸せを投げかければいいのです。但し、それは、「楽しいことがあったから」=笑顔になる という「条件付け」の話ではありません。「できる」「できない」ではなく、投げかけたものが返ってくる。しかも倍になって返ってくる。

『自分を取り巻く状況は、「自分の思い」で成り立っているのではなく、「自分が投げかけたものの因果関係」で成り立っている。』(P31より引用)

損得勘定でいいんですよ。笑顔を投げかけたら、もう 笑っちゃうほど楽しいことが巡り巡って返ってくる。不満を投げかけたら巡り巡って、クレームやら、言いがかりやらの嵐をくらう。お得だと思う方を先に投げかけてしまえばいいんです

正観さんといえば「トイレ掃除」のお話が有名です。逆にこんなエピソードがありました。正観さんの講演をよく聴きにくる女性の娘さんが、ある県警の鑑識課で事務をされていて。そこで娘さんが鑑識員から聞いたというお話です。

『ある犯罪現場から帰ってきた鑑識員が、

「殺人や強盗の現場は、なぜ揃いも揃って、水回りが汚いのだろう。

トイレ、流し、洗面所のすべてが汚れている。きれいな現場を見たことがない」

と言いました。』(P80より引用)

また別の話ですが、正観さんの知人の事務所が入っているビルに空き巣が入ったそうです。なんと、その知人の事務所以外のテナントすべてが被害に遭ったそうです。知人の方は、正観さんの掃除のお話を実践されていて、水回りはもちろんピカピカにされていました。もちろん、泥棒は外から水回りの確認なんてできないのに、汚れている部屋にしか入らない。水回りの汚さと犯罪の発生率の高さ……不思議ですが、関係はありそうです。

正観さんは「ありがとう」のおはなしも有名です。

『「ありがとう」の回数をいくら重ねても、目標に対する執着やとらわれ、こだわりが強ければ強いほど、その実現はなかなか難しいように思われます。

奇跡を体験するには、いつも「ありがとう」という感謝の言葉を口にしながら、何が来るのかはわからないが、とにかく楽しんで、面白がって、ワクワクしながら待っていることが大切です。執着心を捨て、純粋な気持ちで待っていると、あなたにとって楽しく面白いこと、幸せなことが次々と起こります。』(P78より引用)

■あめ的回答■

最後の↑引用のところですが、とにかく「なんにも起きないじゃないか」という文句は言わないでください。櫻庭露樹さんが「思ってしまうのは人間だからしかたないけど、とにかく口に出してはダメだよ。みんな文句を言うのが早すぎる。今、弓矢をひいているところなんだから、今、放ったらもったいないよ」と、仰っていて、ただの凡夫の あめ的にも救いでございます。

過去に投げかけてしまったものが、今、返ってきて、不満であっても口に出さない。まず、受け入れる。そして、今から発する言葉は未来に返ってきます。くれぐれもこれは、聖人になりなさい 人格者になりなさいというお話ではありませんよ。

損得勘定でいいんです。お得だと思うことをすればいいんです。

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