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●人生、酸いも甘いも、辛いも苦いも、全ては自分に必要で備わっています。もちろん、「あー!!辞めたいっ!」と思ったら辞めても大丈夫。地獄を味わった後は、小さな良い出来事も、まるで大きな良い出来事のように、感謝の想いの感度が上がることもあります。
『渋いものを味わったあと、他のものが甘く感じたりするじゃない?
反対に、渋いものを食べたら、甘くないものでも甘さを感じたりね。
まさに人生とは、そういうこと。素晴らしいと思わない?』(p3より引用)
●アランが書いた『幸福論』には、2人のマリーちゃんが出てくるそうです。そのマリーちゃんの中には、明るいマリーちゃんと憂鬱なマリーちゃんが代わりばんこにやってくるそうです。交代で出てくる。
『1週間ごとに、気持ちというか、メンタルがアップダウンするの。
どうしてそんなに心の波があるのかっていうと、メンタルの影響だと考えがちだけど、実は体調なのよ。血流とか、リンパの流れとか、体調は波になってるわけ。
体調の波が心に影響して、ハッピーなマリーちゃんが登場したり、ドヨーンとしたマリーちゃんが登場したりっていうふうになるんだけど、体調の影響だから、あんまり気にしないようにしましょうってことなのよ。
「何が原因だろう?」とか、じっとして深く考えたり、分析したりしないで、気持ちが暗くなったら運動するの。歩いたり、家事をはじめたり、なんでもいいから動き出す!』(p53より引用)
私は帚木蓬生先生の仰るところの森田療法を支持しています。どんどん忙しく仕事(とくに作務)をこなしていって、自分に悩む時間を与えない。日々、自分にミッションを与えています。
●これはぜひとも、皆さんにも心に留めておいてほしいことです。
『「亡霊さえ恐れない」っていうのは、一つのものの例えだけど、詐欺師とか悪い人も欲のない人は騙せないらしいの。逆に、ガツガツと欲張りな人には、悪い虫がついてくるってわけ。』(p148より引用)
欲張りな人はうまい話に食いついてくれる最高のカモですよ。いいお客さんにされてお金も持っていかれます。「私、うまい話に興味すらないのよ。あなたが乗っかればいいんじゃない?」と返しておけばいいんです。
●人間は皆、完璧ではありません。セツコさんは、だからもう少しネジを緩めてみませんか?と仰っています。自分にも他人にも寛大に。他人のアラ探しをしてつついても、お前はめんどくさい奴だなと思われてめんどくさいじゃないですか。
前に、草薙龍瞬さんの『反応しない練習』をご紹介しました。セツコさんの処世術もうまい!です。
『それから、人にけなされたり、悪口を言われたりしても驚かないことね。
悪く言われたら、「いやっ、たしかにそうですね」みたいに返すの。
すごくカッコいいと思わない?』(p108より引用)
ひろゆきさんチックですね(笑)
『だけど、悪口を言われたりしたときに、「たしかに!言えてます!」なんて返されたら、誰もかなわないわ。言ってきた相手もあっけにとられちゃうわよ。』(p109より引用)
なんなら、「そんな細かいところまで見てくださってありがとうございます!」まで言えたら最高ですね。
●私もこうやって文章を書いていて、完璧にはとうていならないと思うのです。
『文章をどんなに確認しても、直しても直しても、誤字脱字とか、間違いとか、乱丁とか、印刷漏れがあったりするの。』(p144より引用)
文筆家の林語堂(りんごどう)さんからの引用ですが、読者が「ここは違う。あそこは違う。」と言ってきても構わないのだそうです。
「理由はただ単に大したことがないからである」(p144より引用)
そう聞くと、所詮すべては小さなことです。比留間榮子先生のご本でもありました。「死ぬこと以外はほんの小さなかすり傷です」ねっ。
このような読者さんにこそ、「そんな細かいところまで見てくださってありがとうございます!」ですね。
■■■あめ的回答■■■
明るく(「あっ!軽く」)、心の重荷をはずしていくアドバイスがたくさん詰まっています。セツコさんには毎度、勇気をいただいています。「平気で生きる」こと、頭がガチガチだとできない。1コ、ほぐしてみると、他にもパラパラ…って、ときほぐれてくる。心と身体は連動しています。心身しなやかでいる方がぐっと生き易くなります。ガチガチにならなくて大丈夫。セツコさんの励ましがたくさん詰まった一冊です。
