『20歳の自分に伝えたい知的生活のすゝめ』齋藤孝
『20歳の自分に伝えたい知的生活のすゝめ』齋藤孝

『20歳の自分に伝えたい知的生活のすゝめ』齋藤孝

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20歳の自分に伝えたい 知的生活のすゝめ (SB新書) [ 齋藤 孝 ]
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明治大学教授齋藤孝先生2冊目いきますよ。こちらのご本は、小難しい知的な文献を学ぼうとか、手の届きにくいお話ではなく、要は『大人のふるまいを日常でやっておいた方が良いですよ』というお話です。堀紘一さんが『自分を変える読書術』のご本で仰っていた、先に読書で失敗を学んでおけば、自分がリアルで失敗する確率は減らせますよ というお話と共通する感じです。

意見が異なる相手と議論して論破してやったら、見事に嫌われて友達をなくしました。

実は、子ども時代よりも大人になってからの方が視野が広がって、興味があること、やれることが増えたんだけど、自分の「子ども時代の好奇心」って、むしろ幅がすごく狭かった気がします。

あぁ……スマホでぽちぽちとネットサーフィンしているだけで時間をザルにしてしまった…とちょっと反省。

……など、少しでも思い当たる方はぜひお読みください。

まずひとつめ。齋藤先生が若いころにやってしまったそうですが、あめちゃんも昔やっちゃって嫌われて終わって、誰も得をしていないというオチです。(イヤ~な波動だけが残りました)今では、齋藤先生は、会話の中で相手から出た話題を否定せずに「(相手の好きな)〇〇っていいよね」とか、美点を見つけて具体的に褒めていくことを心掛けているそうです。実は、あめちゃんも齋藤先生と同じことやっています。恐竜が好きなかっぱさん(※イラストのかっぱさんのモデルになっているリアルかっぱさんです)と、恐竜博に行ったり、ジュラシックワールドを「2回目観に行きたい」と言ったので「いいと思うよ。行っといでよー」と賛成したり。自分が興味ないからといって相手の好きなものを否定しない。そこから、自分との共通項はないかと、見つける。大事な学びです。

オペラが好きな知人に対して、あめちゃんはオペラに詳しくも特に興味もないのですが、これも共通項はないかと考えて、あめちゃんが唯一好きなオペラ歌手の名前を言ったら、ボロクソ言われたので、あめちゃんはこの人と今後オペラの話をすることはないでしょう。ひとつめのことを、この人は見事にやったのです。

『世間ではよく「愛が大事」であると言われますが、私は愛というものは、恋愛だけではなく、博愛的な愛も含めて、不安定なものだと考えています。それよりも大事なのは「理解力」ではないでしょうか?愛は冷めることもありますが、理解は時間の経過を経て、より深まりこそすれ、3年後に冷めたり薄まったりはしません。そして、理解力のある人は、安定して理解力があります。』(P68より引用)

「愛する」ことを重視する人って、「愛さない」相手には憎しみとか、無視したりとか、まさに「愛せません!」って態度になっちゃうんで「相手を理解する」だと、愛せない相手にも別の向き合い方できますね。「理解しようとつとめる」ならば、歩み寄り方として無理はないというか、むしろ信頼されます。「共感力」と言ってもいいですね。

↓↓↓こちらの文章。あめちゃんも そうは思っていたのですが、齋藤先生が文章に起こして下さってホッとしました。

『私に言わせれば、様々な物事に好奇心を抱き、新たな発想を考えつくには、むしろ多くの知識を蓄えた大人のほうです。「子ども時代の好奇心を失う」といった言い方もされますが、私は違和感を覚えます。』(p20より引用)

『「無垢」ならアイデアが沸くわけではありません。』(p21より引用)

10歳のあめちゃんより、現47歳のあめちゃんのほうが、知っていることや、やれること、工夫や応用の仕方、種々ケタ違いに多いです。子どもではアイデア見つけるほど行動もできないし、何がわからないかもわからないし、かといって労力かけて調べようとも思いません。(※一般的な子どもの話なので、飛び級して大学入学する天才小学生の話ではありませんよ)あめちゃんは子供のころは暗黒時代だったので、大人になってからの方が、いろんなことに取り組めて、好奇心も沸いてきて、子どもの頃の比じゃない!ってことたくさんあります。

■あめ的回答■

樺沢紫苑先生の『ムダにならない勉強法』で、残念ですが学びは一生続きます、と書かれていました。「学び」からの免除はありません。不思議なことに、その学び クリアしないと同じ問題が何回もでてきます。知識がないと、なんにもわからないし、どう楽しみ、感じとればいいのかすらもわかりません。ご本で学んで先回りしたら、嫌なことに巻き込まれる率も減らせますよ。(その前に、自分が周りの人たちにとって「嫌な奴」にならないように、大人のふるまいをしましょうね、というのは気を付けたいものですね。)

 

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