『中村天風 怒らない 恐れない 悲しまない』池田光
『中村天風 怒らない 恐れない 悲しまない』池田光

『中村天風 怒らない 恐れない 悲しまない』池田光

 

天風哲学の実践と指導をされている経営コンサルタントの池田光さんによるご本です。天風さんの教えを日常活かしやすく書いて下さっている実践書です。

人生を失敗させる3つの『消極精神』とは①怒る  ②恐れる  ③悲しむ。もちろんみんなもっている感情です。では、積極精神とは何をさすのか?どうアプローチするのか?怒る、恐れる、悲しむをゼロにするなんて凡人にはできませんが、なにやら、積極精神でいると、すっごくお得なんだな~?ぐらいの気持ちで入門してみましょう。

日常にわきおこる、怒る、恐れる、悲しむ…をゼロにはできなくても、極力減らせたら、どんなに気持ちが楽だろうか…とは思う。

正直、自分の性格がネガティブすぎてめんどくさくてしんどい…少しでも元気でポジティブではいたい(ポジティブすぎてしんどいのもめんどくさいけど)。

『中村天風』……稲盛和夫さんや大谷翔平さんら、いろんな成功者たちが天風哲学を学んだそうだけれど、そもそも中村天風って何者なの?

……などと、頭をかすめた方へ。今回が、中村天風さんとのご縁ですよ。

要となるのは『まず、言葉と行動を積極的にしよう』ということです。逆に、消極的の例ですが、

『治る、治らないということを考えては駄目だ。考えた瞬間、もとに戻ってしまう。病がなくても、病のことを考えれば、病があるのと同じだ。運命がよくても、悪い状態を考えれば、その人の運命は悪いのだ。肉体の病は肉体のものにして、心にまで迷惑をかけるな_____。』(p76より引用)

天風さんは、たまには心を休めてやれともおっしゃっています。

人が最も生命力に満ちあふれるのは、心も体も積極的なときだと天風は看破した。消極的になると、生命力は萎縮し、弱くなる。生存原則とは、積極的に生きようということだ。』(p80より引用)

心にまで迷惑をかけるなとは言い得て妙ですね。積極化とは、あらゆる人との対応で、プラスの態度を崩さないことなのですが、泣き言も言ってはいけません。もはや昭和の根性論のように聞こえますか?いや、そんなことはないんですよ。ちなみに、斎藤一人さんは『言葉で舵をとるんだよ』と仰っていまして、例えばですが、泣き言ひとつ、それって、どーしても言わないといけないことでしょうか?そのひとつも、我慢ならんでしょうか?我慢ならんー!!という方には斎藤一人さんのご本もおススメしておきます。言葉で舵をとるとは、天風さんも一人さんも同じことを仰っているのですが、『感謝を先にする』ということです。何かをしてもらったらという受け身ではなく、もう 前払いで先に感謝をしてしまうのです。積極精神の極意です。

■あめ的回答■

あめちゃんも怒るのがゼロになんてなっていませんが、怒ることのバカバカしさには気づきはじめました。なにやら、怒り、恐れ、悲しみへの執着を手放した方が楽に生きられるようですよ。肩の荷物減った分、1歩上に上がりやすくなります。実業家の愛沢えみりさんも、斎藤一人さんも「いちいち怒っていたら疲れます」と仰っていました。因みに怒りにはタバコ3本分のストレスがかかると血管ドクターの池谷敏郎先生が仰っていました。

『怒ったら、人が言うこときいてくれた』という成功体験なんてカードはそうそう何回も効きません。(何回も使えるのは、よっぽど可愛い子だけでしょう)ともかく天風哲学では『積極精神』をキモとされています。先に感謝を前払いって、ほんとかなり楽ですので、やってみてくださいね。「感謝することなんてない」なんてぶちぶち言い始めるからしんどくなるんです。自分がしんどくなり始めたら自分の変え時ですヨ。


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