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老人専門精神科医・和田秀樹先生のご本です。老後も ときめきたいあめちゃんには和田先生のお話はとても興味深いです。ホルモンの材料になるコレステロール(良質な油)摂りましょう。若々しくいるには太陽の光を日中しっかり浴びて、幸せ物質のセロトニンを作り出しましょう。栄養状態の良い現代人は(動脈瘤がない限り)血圧200あっても血管が破れることはまずありません(昭和20~30年代の栄養状態が悪い頃は160でも破れることがあったそうです)。などなど和田先生のお話は、楽しく取り入れられるお話も多いので大好きです。
●老後のお話は皆さん年々身近になる話題ですよね。和田先生は、例えば「認知症」は、病気ではなく老化現象の1つだと考えた方がいいと仰っています。遅いか早いかの違いで誰もが老化によってなるからだそうです。
『高齢者専門の精神科医として長年、高齢者を診てきた私からすると、少なくとも本人にとっては、うつ病で死ぬよりも、認知症で死ぬほうがよほど幸せだと思えます。まわりのことが見えすぎるよりも、いろいろ忘れたり、わからなくなってくるほうが、本人にとっても幸せなのではないでしょうか。』(p146より引用)
これは、スピ入ってる!とツッこまれるかもしれませんが、実業家の斎藤一人さんが「ボケるのは神の愛なんだよ」とお話されていまして、死ぬのが怖い人はボケられるという内容だったのですが、和田先生の仰る「まわりのことが見えすぎるよりも」と通じるところがある気がします。
●こちらも、最早他人事ではなくなるお話です。
『いまでは。70代の子が90代の親を介護するということも増えています。
介護にかかわる際に、ぜひ、気をつけていただきたい点が1つあります。それは、介護を「生きがい」にしないという点です。』(p159より引用)
『そして介護を生きがいにしてはいけないもっとも大きな理由は、介護していた家族が亡くなったあと、その介護者が一気に衰えてしまうという点です。60代後半や70代まで介護に明け暮れていると、介護していた家族を見送ったあと、今度、自分が何もすることがなくなってしまうのです。』(P161より引用)
介護だけで長い年月を消化してきた人が、いざ、パタッと介護生活が終了したら、そこから新しい生活(社会参加や趣味など)を始めようとしても、かなり難しいのだそうです。介護に夢中にならずに、プロや支援など、人の手を借りて、自分の逃げ道はいくつも用意して下さい。(あめちゃん、10代のときにヤングケアラーだったので、10代の子供にそんな仕組みはわかりませんでした。当然30年前はネットでググるということもできませんでした。関係者全員ボロボロ。ほんと地獄です)
目次に「定年後の喪失感をどう克服するか」があるのですが、深い命題です。「うつ病と認知症の見分け方」も興味深いお話でした。
■あめ的回答■
老後、自分が手遅れになる前にぜひとも読んでおいていただきたい和田先生のご本です。日常的に自分にできることも載っています。女性も男性ホルモンが増えたらアクティブになれていいですよとか、太陽しっかり浴びてセロトニン出してうつを防ぎましょうとか、具体的に載っています。
あめちゃんは、20代 30代は太陽嫌いのヴァンパイアでしたが、今でこそ、お日様ありがたい!めっちゃありがたい!ってわかります。(骨痩せないためにも、太陽浴びてビタミンD作りましょう)
この記事を読まれている方は、まだ自分の人生巻き返せる可能性大の方だと思います。情報としてでも、和田先生のご本を、自身の記憶の中に落とし込んでおいていただければ、お役に立てる時が来ると思います。
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