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米国を代表する人気する人気コラムニストのデイル・ドーテンさんのご本です。
お話の中では、起業家・発明家として巨万の富を築いたマックスと、たまたま空港で出会った しがない会社員の男性、このふたりが出てきます。日々の仕事に行き詰まりを感じていた会社員男性に、マックスが一晩だけの、「成功の秘訣」を語ってくれます。
■「チーズはどこへ消えた?」みたいな教訓の深いエッセイが好き。
■特に不満な日々というわけでもないけれど、決して満足だとも思っているわけでもない毎日に、何か変化が欲しいとは思っている。
■ともかく、「現状」のままでいいとは思っていない。
…という方へ。マックスさんのお話は実際の成功例(コカ・コーラ、3Mのポストイット、リーバイスのジーンズなどがこの世に生まれたエピソード)を交えてのわかりやすくて、進む勇気をもらえる講義になっています。
●唐突ですが、皆さんは「明日は今日と違う自分」になりますか?
『『〈ずっとしたいと思っていた〉仕事をしているのに、なぜか〈やっぱり幸せじゃない〉んです』そういう人は、計画を立てることに依存しすぎている。僕が〈目標の弊害〉と呼んでいる状態に陥っているんだ」』(p34より引用)
学校では、目標を設定して、それに向かってがんばりなさいと教えます。しかし、人生は必ずしも 規則正しく、目標通りにはなりません。不測の事態のほうがよっぽど多い。マックスは、「人生はそんなに扱いやすいもんじゃない」と。むしろ、
『規則から外れたところでいろんな教訓を与えてくれるものだ。』(P38より引用)
ということで、どこかでやり方を変えなければなりません。そして、昨日書評載せさせていただきました『幸せな自信の育て方』と同じになりますがとにかく行動を。
『〝適切な時″とか〝完璧な機会″なんてものはないということ。
これは〈この場で〉〈ただちに〉始めるということだ。』(P84より引用)
『きみたちの事業は、
試してみた結果、失敗に終わったんじゃない。
試すこと自体が欠落していたんだ。』(P86より引用)
トライ アンド エラー。失敗しても必ず、何かを学べます。
『「このことを忘れないでほしい。
解決策というのは、後から振り返ってみれば、
簡単に見つけられそうに思えるものだってことを。』(P148より引用)
■あめ的回答■
今回、引用率高めで「で?あめちゃん。要はなんなの?」と思われたかもしれませんね。例えば、3Mのポストイットが生まれたエピソードは超有名ですよね。誤って「粘着の弱いノリ」ができてしまって、貼って 剥がせて、実は良い!ということで、全世界でヒット商品となりました。商品の目標を立てて、その通りに生まれたわけではないんです。
実はチャンスはたくさん自分の目の前にあって、それを「チャンスだ!」と気づけますか?ということです。
そして、とにかく行動、トライエンドエラーをしましょう。やってみて、ろくでもないアイデアだとしても、あなたがまた同じ場所に戻ってくることはありません。それは、学んでいるからです。
「チャンスは貯金できない」は、キッシンジャー元国務長官の有名な言葉ですが、チャンスに気づくためにも、まずは行動を。
本編と関係ないやんという雷かっぱ様ですが、季節ネタということで♪