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●私もめでたく50代です。50代嬉しいです。
『フランスのノーベル文学賞受賞者のアナトール・フランスは、「もし私が神だったら、青春を人生の終りに置いただろう」という名言を残しました。
多くの選択肢があり、その気になればやりたいことがやれる定年後は、まさに青春そのものです。それも、「第二の青春」ではなく「第一の青春が今だ」くらいの思いでいてほしいと思います。』(p38より引用)
私も20代、30代のときより、50代の今のほうがよっぽど生きやすくなりました。それこそ、20代より50代の自分の方がよっぽどものを知っているし、考えられるようになっているし、当然、読書量も何百倍にもなっています。本を読んでいれば、体を動かすことの大切さも理解が深まりますし、当然ますます健康にもなっています。
著者の大塚さんは、65歳から仕事の責任やストレスから解放されて本当の意味での「自由」な生き方ができる時期に入ると仰っています。モテて美女のガールフレンドを作ろうとか、ブランドバッグを買い集めようとか、身の丈に合わないおかしな欲求もそのころにはそぎ落ちて心身軽くもなっているのではないでしょうか。
『もちろん、リタイアして自由気ままに趣味を楽しむ生活もいいでしょう。しかし私は、そこに65歳以降も「働く」という選択肢をぜひ入れてほしいと思うのです。昨今のシニアは、趣味だけに生きるには「元気すぎる」からです。』(p46より引用)
私は老人ホームで寝たきりの現場も見ていますが、世の中、在宅で自分の身の回りは自分でするという高齢者の方もたくさんいらっしゃいます。80代でも肉体労働をされている方たちのいる現場も見ていますが、その方たちから仕事を取り上げたりなんかしたら一気に老け込みむしろ体調不良を起こされるかもしれません。定年後もどのように生きていくか、早めに準備しましょう。
『私が見てきた中で、転職が最もうまくいかなかったのは、定年退職の日まで何もせず、「しばらく充電してから考えます」という人なのです。』(p111より引用)
当たり前ですが、年を重ねて期間をどんどん空けていくごとに採用率は下がり、雇用条件は悪くなります。漏電ダダ漏れアウト!退場!となりかねません。清掃で確かに80代の方はたくさんいらっしゃいますが、むしろ、当時60歳で定年退職されてから20年以上清掃されている大ベテランたちなのです。80代で未経験スタートではないのです。
●これもとても大事で、年とともにジワリと利いてくるのでは?
『60歳までに「五つ以上の居場所」を持つ』(p148より引用)
『「予定があることが、いかに幸せか」
このような声もよく聞きます。「予定がないことは拷問のように辛い」と言う人すらいます。』(p148より引用)
1つのコミュニティに依存するのはリスキーで大変まずいです。そこでの悩みが自分のすべてになって地獄ですよ。色々身を忙しくしておくこと。帚木蓬生先生の仰る森田療法やデール・カーネギーの「道は開ける」のように。合わない、つらいコミュニティからはスッと去りましょう。
■■■あめ的回答■■■
冒頭のアナトール・フランスの名言の通りなのですが、若い頃ブイブイっといわせていても、老人になってから惨めになるより、若い頃はつらいことや苦労がたくさんあっても、老人になってからは、慎ましくささやかな幸せになれる方がいい。老人になってから、おかしな欲をたくさん持ったら大変ですよ。欲が多いとバイタリティがあって幸せだという人もいるとは思いますが。少なくともこの手のご本を手に取られる方は欲望で苦しむ側の人間ではないので、好きなこと、ささやかな幸せを感じられること、穏やかに暮らすことに意識を向けられることと思います。
「今」がこれから残りの人生で一番若いのです。まだ軌道修正はできますから大丈夫ですよ。
