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東京大学名誉教授矢作直樹先生のご本の紹介2冊目です。表紙に「余計なものを手放せば、楽しくなる。心がラクになる。」と小さく書かれていますが、皆様も、もはや抱えている物も、人間関係も、案件も多すぎて、自分にはどれが「余計なもの」なのかの分別もできなくなっていませんか?「いつか使うかも」「もったいない」色々思うところはありますよね。日々、少しづつ手放してみる練習です。
■こちらが言ってること、ちゃんとやってくれないし、聴きもしなくてイラッとする相手がいる。
■ムダが多いとか、ものがあり余っているという人も多いんだろうけど、逆に自分には、なんにもないから ひねくれてやるっ!
■つながりたい友達もいれば、切っちゃいたい友達もいる。人間関係も整理しちゃいたいんだけどなぁ…。
……と、イラッモヤッとしている方へ。まさに「身軽に生きるコツ」を見てみましょう。
まず■1つ目については、対人トラブルあるあるなのですが、そもそも論になるのですが……お相手様が、こちらが言っていることを聞いてくれたり、やってくれたり……なんて自分だけに都合がいい話ってありなんでしょうか?相手さんは自分の分身ではない。矢作先生は、
『(何かを)してくれたら、ありがとう。してくれなくても、それが当然』(P30より引用)
と、常に思っているそうです。逆に自分が、相手さんから「意のままに言うことをきかせよう」と、こちらを操作しようと出てこられたらイヤですよね。相手が自分の言うことをきいてくれる前提は手放しましょう。
■2つ目ですが、なんにもないことないんですよ。「体」があるでしょう。矢作先生のご友人のスタントマンの方が大事故をされて、ぴくりとも動かない体への強い怒りが感謝に変わったときに、
『からださん、これまで悪かった。これからは大事にする、だから一緒に頑張って欲しい。いつもありがとう』(p151より引用)
と、ご自分の体に向かっていったら、不思議なほど回復をされたそうです。それこそ無一文になったって「体」は残ります。あめちゃんは「自分自身を資本とせよ」という『バビロン大富豪の教え』に出てくるセリフが大大大好きなのですが、「体がある!」というだけで人生しめたものだと思っています。あめちゃんはできる限り毎日たくさん歩く、毎週プラセンタ注射を打つ、マッサージに行く、ちゃんと寝る、栄養とる(毒は極力食べない)など日々 体さんのためにやっております。どんなときでも最後まで(最期まで?)自分に一生残ってくれるのは「体さん」です。
■3つ目いきます。不動産売買では、やたら『縁』という言葉を使いますが、矢作先生が仰るには、人ともご縁なのだそうです。必要があれば会うし、なければ決して出会わないそうです。(ある・なしで片付くはなしではない)ちなみに、あめちゃんとかっぱさんは「切りたい!」「切りたい!」と頑張った頃もありましたが今は大親友です。
『私自身の縁を振り返ると、ある共通点が見えます。
それは「無理につながろうとしなかった」ということ。』(P182より引用)
『作ろうとすると、逃げる。
無理にしないと、やって来る。
ご縁とはそんなもんかな、と感じます。』(P183より引用)
自分の力ではどうしようもないからこそ『宇宙の法則』には、どうやっても逆らえないなぁ…と、ここ数年で学びました。あきらめるとは違うんですが、もうお天道様にお任せするしかやりようがないです。「縁だって何だって自分で自在にあやつれる」というわけがない。天と勝負したって勝てません。
■あめ的回答■
あめちゃんは40歳までは宇宙の法則とか、縁とか、お天道様とか、本当にそんなもんがあるんだったら救ってちょうだいよ、なんて思っていたんです。宇宙の法則が本当にあるからこそ、ひとは痛い目もみるし学びがある(宇宙の法則がなかったら、みんな好き勝手やって無秩序になって、だれも得をしない状態になってしまうだろうな)。「天にお任せ」「感謝」をこのご本で再認識することができました。