『脳科学者が教える 最高の選択』 茂木健一郎
『脳科学者が教える 最高の選択』 茂木健一郎

『脳科学者が教える 最高の選択』 茂木健一郎

 

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脳科学者 茂木健一郎先生のご本です。

選べない、悩む、めんどくさいから他の人に決めてほしい、出た結果に責任を持ちたくないetc…ありますよね。

地球上約78億人のみんな「選択できる人」「選択できない人」どちらかに該当するそうです。ごはんを何食べるのかも選択、食べないことも選択、夜通しゲームで遊ぶことも選択。

グズグズして選択できない人は、茂木先生は「いい人」すぎると仰っています。但し、「選択できない、いい人」でいると、めまぐるしく変化していく世の中で取り残されてしまって自分自身が不利益を被り、困った人生を送ることになりかねないそうです。

もう、やらざるをえない感じです(瀬戸内寂聴さんのご本で似たセリフがありました)。「準備ができて、安心できたら始めよう」ではいけません。準備(サーチ)だけで「やった気分」になって完了してもいけません。グズグズして「やらない」、現状維持を目指すと今よりダメになるというお話は和田秀樹先生のご本でもありましたが、行動しないのは非常にリスキーです。

例えば、エベレスト(=不確実性の高いこと)の頂上に行くには、一歩一歩登っていく(=確実性の高いこと)必要があります。鍵山秀三郎さんの有名な言葉に「凡事徹底」があります。

不確実性が高いことを実現させようと思ったら、しつこいくらい確実性の高いことを1つずつ積み上げていくしかありません。それが、唯一の道と言ってもいいです。』(P162より引用)

こちらも心得ておくといいですよ。

『逆に、すぐに結果が出たり変わってしまったりするとしたら、そのほうが危険です。
ダイエットと同じで、すぐにリバウンドしてしまいます。
選択できる自分になるのは、そこそこの時間がかかります。ある程度の時間をかけるほうが、本当に変われるし、また定着できます。』(P102より引用)

すぐに変わらなくても焦らず、深刻にならずで大丈夫です。

「選択できる脳」のメソッドの詳細は、このご本の本文にてご一読ください。

アイデアやヒントに、実は「妄想しておく」という手が使えるそうで、なかなかあめ的に救いがあります。

『妄想したことは、無意識にたくさん沈殿しています。それが、全然関係のないことを考えているときに新しいアイデアとして引っ張り出されることがあります。』(P192より引用)

■あめ的回答■

毎日、何をするにも選択です。

なんらかの選択をしたときに、責任を問われるのは、どこの世界でも当たり前。もともと避けられないのですから、逃げてはいけないことです。』(P32より引用)

そもそも選択したものごとは「仮説」です。その選択が良かったのか、正しかったのか、間違っていてえらい目に遭うのかなんて、選んでいる段階では未知なのです。

結果を見てまた動く、その繰り返しです。あなたから選択しろと押し付けてしまった相手を責めてちゃいけません。人に選ばせておいて文句つけるのは反則です。

結果を出そうと思ったら、とにかく継続してやっていくしかないそうです。

『決めたことはすぐやる、そしてしつこく続ける。』(P172より引用)

この言葉好きです。そして、やってみて「これは違う」と思ったら次!レジリエンス、そのしなやかさも大事ですね。

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