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高齢者専門の精神科医 和田秀樹先生のご本の紹介8冊目です。ご本のタイトル、興味をひきます。誰でも「イラッ」「モヤッ」「ムカッ」とします。そう感じることがあるのは人間当たり前ですが、そう感じたらどう対処したらいいのか?も悩みますよね。色々なパターン(場面)での対処法が満載のご本です。
●最初に。まず「イラッ」「ムカッ」「モヤッ」は誰しもありますが、そこで感情が爆発して問題行動を起こしてはいけませんよという大前提です。
『たとえば、怒りのあまりに他人を殴ったり、相手を傷つけるような発言をしたりすると、トラブルは免れません。これでは人間関係を悪化させ、社会生活を送るのも難しくなります。
感情をコントロールするとは、感情を持たないようにすることではなくて、感情を持ったときに問題行動を起こさないように自制することです。』(p24より引用)
「イラッ」「ムカッ」「モヤッ」としてもいい。ですが、その先ですよね。和田先生が対処法を色々教えて下さっています。
●こちらも、そもそもなお話かもしれませんが、あなたにはたくさんの「逃げ場」はありますか?前にご紹介しました、僧侶で看護師の玉置妙憂さんが「自立とは、複数の依存先を持つこと」と仰っていて、和田先生も「複数の柱を持ちましょう」と仰っています。
『私は、「自分を支える柱を1本しか持っていない」ことに問題があると思います。
柱となるものは、打ち込める趣味であったり、家族との結びつきであったり、ボランティア活動であったり、副業であったりと、なんでもかまいません。』(P97より引用)
自分には「ママ友のコミュニティしかありません」「仕事しかありません」「がんばるしかありません」とか、自分を追い詰めていることに、まず気づいてみましょう。柱(依存先・逃げ場)をたくさん持ちましょう。
●悪口・噂話の輪には入らないでください。巻き込まれないようにスっとその場を去りましょう。
『そこで、不機嫌にならないために求められるのが、相手のマイナス感情から自分を守ることです。何を言われても取り合わなければよいのです。』(P111より引用)
そんな輪があっても、あなたがスっと去っても大丈夫。あなたでなくてもいいんです。その人たちは別のターゲットを見つけるのですから。
●あめ的にもつくづく大事だと痛感するのは人様との距離感です。
『私たちが「めったに会わない人」と会うのが楽しいのは、時間的な距離感が、「懐かしい」という感情を起こすからです。
つまり、「距離感」は人間関係を良好にするための大きな要素だといえます。』(p131より引用)
どれだけ仲がよい友人でも毎晩同じ部屋に寝泊まりをしていたら、お互いのイヤな部分が目についてイライラするものです。大昔に、知人が言っていたのは(ルームシェアで)「そうなってくると、相手の靴を見ただけでイラっとするものらしいよ」と……きっとそうなりますよねぇ。
多少、瞬間的にイラっとしても、離れている間に冷静になれるからこそ、距離感大事ですよね。お互いがこわれてしまわない為に。
●和田先生がオススメされています、めっちゃお利口さんな対人スキルがこちら。
『たとえ自分に非がない場合でも、まっさきに謝ってしまえばよいのです。』(p149より引用)
和田先生は大阪商人の発想を持つことをオススメされています。大阪商人は結果重視なので「なんぼでも頭下げたるわ~」的な感じです。
『さっさと謝って、損して得を取る。これが不機嫌を遠ざける大人の知恵なのです。』(P150より引用)
変なプライドいりませんから、「なんぼでも謝ったるわー」でいいんですよ。気が軽くなりましたよ。
■あめ的回答■
こーゆう場合は、どう捉えたらいいんだろう…と、メソメソされているなら、このご本は助けとなりますよ。紹介しきれないので、このご本をぜひ手に取っていただきたいです。正しさを求めるあまり、周りの人を悪者にして、悩んではダメですよ。あなた自身が敵を増やさなくていいんです。「おおっ、こんな考え方でいいんだ…」と軽くなって、それでいいんです。あなたのためにも、周りのためにも。
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