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フランスの哲学者 シャルル・ぺパンさんのご本です。本屋さんで このご本をパッと開いたときに、古代ローマの哲学者セネカさんの言葉『賢者は結果ではなく、自らが取った決断に注目する。』という一文が目に入ってピンときて購入しました。こちらのご本は、タイトル通りですが、要は、不安や自信への対処として、まずは行動しましょうということです。わからないから不安だったり、やったことがないから自信がなかったり…、だから「えいっ!」と、一歩ふみだしてみましょう。
■自分には自信を持てるようなことがなくて、毎日がつまらない。
■どうして自信をもつことが必要なのでしょうか?
■自分に合った自信のつけ方を知りたい。
……などなどお悩みの方へ、ぺパン先生の様々なアドバイスが載ったご本の紹介です。
●ぺパン先生曰く、そもそも自信は「育てるもの」です。生まれつき勝手に自信がある人はいないそうです。育てる過程で、人との関わりも大事です。古代ギリシャの哲学者アリストテレスさんが、友情についての定義を細かく述べられています。
『「友人とは、あなたをより良くしてくれる人のことである」つまり真の友人とは、傍にいると気分が良くなり、人間的に成長させてくれ、知性や感性を高めてくれ、それまでは知らなかった世界や自分自身の新たな側面に向けさせてくれる人のことだ、と。
アリストテレスによれば、友人とは「自分が能力を発揮するのを助けてくれる人」である。』(P38より引用)
自分の成長を願ってくれる人とお付き合いをしましょう。(※「周りに、ほんとロクな人間がいないんです」という人は、自分自身にも相当な問題がある可能性が高いです)
『答えはすべて、私たちの中にある。必要なのは、そのことに気づくための仕組みを持つことなのだ。』(p98より引用)
『人は誰でも自分に巧妙な嘘をつき、内なる声に耳を傾けないようにしている。』(P99より引用)
自分自身でいること、自分軸を持つこと、それらを放棄して、他人に委ねたり、依存してしまったりしたら転落してしまいます。
自分で「小さな決断」を積み重ねたら自信がついてきます。
まだまだ準備不足だとか、自信がないとか、やらない理由を並べ立てなくていいんです。
『行動する秘訣は、まずとにかく始めることだ。
— アラン(フランスの哲学者)』(p172より引用)
ともかく行動が先です、思い切って挑戦をしてください。
■あめ的回答■
大問題を一発解決したら自信がつくのではなく、小さな決断の積み重ねでいいんだということです。どでかい大成功をして大量のドーパミンを出さなきゃいけないとか、常人ではレベル高すぎるようなことをしなきゃ自信はつかないという話ではないので、どうか安心してくださいね。ただ、未経験なだけです。小さな決断すらできなくて、他人に委ねるのはダメですよ。「自分自身であることから逃げない」という気持ちでいることも大事な決断です。むしろ大きな一歩だと思います。
↑ちなみに、こーゆうお話も載っています。