『大往生 医者が考える 最高の死に方と極意』 和田秀樹
『大往生 医者が考える 最高の死に方と極意』 和田秀樹

『大往生 医者が考える 最高の死に方と極意』 和田秀樹

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大往生 医者が考える最高の死に方と極意 (宝島社新書) [ 和田 秀樹 ]
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高齢者専門精神科医 和田秀樹先生のご本の紹介3冊目です。帯には「医療、パートナー、子どもの意見は、聞いたフリして右から左へ…が長寿の正解!」と書かれていますが、とくに子どもというのは、親のためだといいつつ、自分らこどもが、いかに手間を減らして、お金の取り分は多く…とか、往々にリアルに考えるものでしょう。あめちゃんはヤングケアラーだった上に、両親ともに40代で亡くなっていますので、その辺の問題とは一生無縁なのですが、他所のご家庭(同級生とか)はこれからが 大変だろうなぁ…とか思ってしまいます。他所の家庭は…なんて言いつつ、超高齢化社会は、自分も関わる社会問題です。

高齢の親問題、自分もいつかは抱えるんだろうけど、それぞれの立ち位置はどうしたらいいんだろう?

認知機能の落ちた親の世話とか、のしかかってきたら自分もどうにかなってしまいそうで不安。

逆に、自分が数十年後、人様の世話になる立場になってしまった時にはどうとらえたらいいんだろう…?

……などなど、ほんの数十年後にはスタンバイしているリアルな問題について、和田先生のお話を知ると、「あぁ…そういうことでいいのか」と、上手な老い方なども自分で選択する勇気をいただけますよ。

『自由に生きている人は他人に対しても寛容』(p55より引用)

『老いてまで忍耐・我慢・遠慮の道を歩んでいる人ほど、自由気ままに振る舞ってラクに生きている他人が許せなくなることがあり、下手をするとコロナ禍、緊急事態宣言下の「自粛警察」のように「正義の押し付け」をしかねません。世間に忖度して過剰反応し、他人にもそうした物差しを押し付けるようなことは、そろそろやめるべきではないでしょうか。』(p55より引用9

自分にムチ打って頑張っているから、他人も頑張れとか押し付けてもだれも得をしません。そもそも、人は尊敬しているひとの言うことしかききませんから。蛇足ですが、最近あめちゃんは、自分をゆるせる人は、他人のこともゆるせる ということが、ようやっとわかってきました。

『老後は時間に余裕ができてストレスや刺激も少なくなるため、意識が自分に向きすぎてしまう。その結果、ちょっとしたことでも気になって仕方がなくなるのです。』(p134より引用)

『意識を自分以外のところに向ける時間が必要です。』(P134より引用)

ご老人に限ったことではありませんが、内巻き内巻きで、こもってしまうと、どうしても人間ってロクなこと考えません。日常に、ちょっとした変化をつけていくことは大事です。俳句や書道とか、高尚でカッコイイ!と、他人から思われるように、無理やりハードルの高い趣味じゃなくていいんです。それはベクトルが「他人軸」です。

基本は「自分軸」、自己完結できる世界を持っておくことだと和田先生は仰っています。

■あめ的回答■

和田先生は、治療にしても、生き方にしても、生活にしても、それらは全て「本人の自己決定」は要であると仰っていて、ここは周りのかたも いかに本人の意向を尊重してあげられるかになるのですが。周りからのサポートが必要な場合、子どもたちは「うちの家庭も大変なのに」とか心情は絶対にありますし、そこは福祉のサポートを遠慮せずに利用しましょうとか、高齢者専門の精神科医和田先生だからこそわかるお話も書いてくださっています。

あめちゃんは、「両親の老いた姿」を一生知ることはできなかったので「老い」への関心がとても高いのですが、老人の方たちが肩身の狭い立場に追われることがない社会でいてほしいと願います。

ご老人のかたも、そのご家族の方にも、一度読んでおいていただけると一助となるご本です。

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