『出口版 学問のすすめ』 出口治明
『出口版 学問のすすめ』 出口治明

『出口版 学問のすすめ』 出口治明

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一生学ぶしかないし、学びからの免除はないとあめちゃんもよく書いています。出口さんは、

『「わからないことが腹落ちすると気持ちがいい」という感覚を身につけた人は、一生楽勝だという話になる。』(P172より引用)

と、仰っています。同じことを繰り返し悩んでいる時こそ学びは役に立ちます。多くの先人、偉人たちはすでに答えを教えて下さっています。

以下、東京大学薬学部教授 池谷裕二先生との対談で、池谷先生が「民意に背くのは、とてつもなくエネルギーを使いますから。」と仰っていることに対しての出口さんの回答です。

『それは、生きていくうえで、社会的なコストを無駄にかけないための知恵の一つでしょうね。世の中には根拠がないことはたくさんあって、それに一つひとつ「それは違うで」と反論していくと、膨大な時間と労力がかかります。余裕があれば、それでもいいのですが、人生は有限。エネルギーはできるだけ自分の好きなところに注ぎたいですよね。』(P45より引用)

『ですから、人は川の流れといっしょに流れていくしかない、反抗してもしゃあないでと。』(P45より引用)

天と地が逆転する、昔常識だったことが今は非常識になっているなど、変わっていきます。他人と無駄に議論して時間もエネルギーも浪費しているヒマはないんです。あめちゃんは時間貧乏なので💦最近、いらぬことに関わりそうになった時に、「あ、ここで揉めたらダメだな。ごめんなさいと言って引っ込めておこう」という判別はつくようになりました。野村総一郎さん「ジャッジフリーでいきましょう」とか、草薙龍瞬さん「記憶を相手にしない伊勢白山道さん「他人のことを考えた時間は、善行以外のことは、すべてムダな時間となって消えていきます」などの名言を今一度読み返すといいですね。「今」の自分の時間や労力のつかい方は常に軌道修正しないと、いらぬことに首をつっこんでしまって徒労に終わるのが人間の常ですよね。

これは、気づかなかったけどそう!というお話です。

『人間は動物です。動物の親が子どもの面倒を見るのは当たり前ですが、子どもが親の面倒を見ることはあり得ません。ということは、「young supporting old」(※訳・若者が高齢者の面倒を見る)という考え方は、自然の摂理に反していることになります。』(p121より引用)

少子化が先に進んだヨーロッパでは、消費税を前提に年齢フリーで社会を支えているそうです。枡野俊明さんのところでも触れましたが、今50代以上の人はまだいいのだろうけど、100年後の人たち大変だろうなぁと思います。あめちゃん10代ヤングケアラーでした。ネットもない時代助けてくれるNPOなども何も知らぬ子供でしたが、両親とも40代で早死にしたので、今後は一生、親の面倒と無縁なのは、(今となってはですが)正直助かりました。持論にすぎませんが、子どもが親の面倒をみるのは当たり前だとは思わないです。だから、みている子供は、よっぽど立派すぎます。

■あめ的回答■

さすが出口さん。毎回読み物としてとても面白いし、なるほど~とか、あるあるとか、読んでいて気持ちがいいです。冒頭の「腹落ちすると気持ちがいい」です。

おもしろいお話が詰まっていましたが、紹介しきれないので、この本書の中にてチェキラ!ということで、ご本をお読みくださいね。

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