『何度でもリセット 元コンサル僧侶が教える 「会社軸」から「自分軸」へ 転換するマインドセット』 安永雄彦
『何度でもリセット 元コンサル僧侶が教える 「会社軸」から「自分軸」へ 転換するマインドセット』 安永雄彦

『何度でもリセット 元コンサル僧侶が教える 「会社軸」から「自分軸」へ 転換するマインドセット』 安永雄彦

 

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元・三和銀行の社員さんで浄土真宗本願寺派の僧侶をなさっている安永雄彦(やすながゆうひこ)さんのご本です。帯には「失敗・逆境・恐れこそ第二・第三のキャリアチャンス」と書かれています。

『失敗は、自身の奢りや甘えを浮き彫りにし、直視せざるを得ない状況をつくる、絶好の成長機会になります。

失敗する前と後では、確実に世界の見え方が変わります。』(P150より引用)

失敗してみて初めてわかることは多いです。

安永さんは「うまくいかないことにこそヒントがある」と仰っています。

仏教だと、自らを拠り所とする【自灯明】という言葉があり、このブログでもたまに出てきますが、ただ、自分では気づかないことって往々にしてあります。安永さんは「自分の感覚だけに頼るのも危険ですよ」と仰っています。自分で無理してしまっていることもわかっていなかったり……ってありますよね。

『私の場合は、部下に「ちょっと言葉がきつくなったら、指摘してほしい」と普段から伝えています。外からアラートを鳴らしてもらう備えをしておくと安心です。』(P131より引用)

あなたは自分の欠点をも自分として受け入れ、自分を全肯定できますか?(全肯定するお話は田坂広志さんのご本がオススメです)「仕事で成功している自分なら好き」「スタイルキープしている自分なら好き」とか条件付きの愛ではなく、欠点をも全肯定です。「失敗した自分もよくやった」とか全肯定です。

『そして、ここからが重要なのですが、自分を丸ごと好きになれる人は、他人に対しても寛容になれます

いいところも悪いところもあって当然と、「完璧な人間」であることを相手に強いず、やり過ごせるようになるでしょう。』(P141より引用)

休み上手・休み下手というのがあります。せっかくの休憩時間にネットサーフィンをしていたら、ちっとも脳も心も休まりません。環境をガラリと変えて、新しい所に行ったり、経験をするといいというお話は茂木健一郎先生和田秀樹先生他、いろんな方たちがおすすめされています。

因みに、安永さんが、もっと簡単なこととしては、昔読んだ本を読み返してみることもおすすめされています。あめちゃんも相当、本にアンダーラインや書き込みをするのですが、過去の自分が感じたことと今の自分が感じたことが違うという発見があります。昔はこんなこと考えていたんだ~とか、この気づき、結構面白いですよ。

■あめ的回答■

なかなか、「こんな自分はイヤだ!」とか自分で自分を裁きがちだとは思います。裁いたからといって免責されるわけでもないんですよね。気づき、学んだ時には、お天道様から見たら花丸です。このご本の最後の方で勇気をいただけたお話がありました。「迷ったら、イエスと言う」ということです。

『そもそも「迷う」ということは、心のどこかで、なんらかの明るい兆しを感じているから。まったくの無関心であれば、迷うことすらしないからです。』(P192より引用)

この世は、トライ&エラーです。経験してみるというだけで花丸です。挑戦してみた自分を認めてあげて、セルフイメージもどんどん上がっていきますよ。

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