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昨日書評を書かせていただきましたNYタイムズベストセラー1位にもなられた『心のなかの幸福のバケツ』のトム・ラスさんの最近のご本です。表紙の帯に「もし明日死ぬとしたら、大切な人に今日、何ができますか?」と書かれています。
あめちゃん47歳。父は47歳、母は42歳で亡くなったので、まもなく両親より長生きしたことになります。「後悔なく生きたい」とは思っている方なのですが、……うん、まさに後悔なく生きたいですね。
あめちゃんは両親が亡くなったときに、母の方はあめちゃん16歳のときの話なので、万全ではなかったのですが、父に関しては、極力お手伝いして、協力して、できることはベストを尽くしたので、後悔せずに済んだのは自分的にはまだ救いでした。
後悔しないように生きる って、一見ネガティブそうでしょうか?しかし、後悔がないというのは、ベストを尽くしたからだと言えばポジティブですよね。
「iPhoneエフェクト」と題された研究があるそうです。
『それでわかったのは、ただスマホが視界に入っているというだけで、交わされる会話の質が落ちてしまうということだった。』(P45より引用)
『スマホを取り出している、ということそれ自体が、「この小さな機械はわたしにとってはあなたと話すよりも大切だ」とメッセージを発しているにも等しいというのだ。』(P46より引用)
デジタルデトックスなる言葉もありますが、スマホをだらだらいじっていることで、大切な時間がザルになってダダもれだなぁとは思っていました。実は、あめちゃんも「だめだ、ハマりすぎる。」と思ったら、まるっと1日ひとにスマホ預けたりもしているんですよ(笑)
他人に対する後悔もですが、自分にも後悔しないように生きたいものですよね。
『ほとんどの人が、「会社から望まれていること」を基準にして、自分ができることを考える。最も自分らしい強みを生かせるのは何かを考えず、仕事に最も適合した自分であろうとしてしまう。』(P52より引用)
『家庭環境や体の具合にあなたの可能性を狭めさせてしまってはいけない。』(P61より引用)
あっちに合わせてちゃいけないんです。
矢印 逆!!
ですよ。ということです。
『強みやそれを伸ばす努力は、その人だけのためではなく他の人に影響を与えてこそ意義があると思うのだ。』(P98より引用)
あなたの持てるもの、力、時間etc……あなただけで完結させないでくださいね。
■あめ的回答■
『心のなかの幸福のバケツ』と連動している感じにはなりますが、ともかく明日からではなく「今」始めましょう。以前、書評しました禅の『人生は引き算で豊かになる』の中で、年末に「来年こそはがんばる」と毎年言っている人がいるけれど、「今」を大切に生きられない人が、なぜ来年こそは大切に生きるようなことができるのでしょうか というようなお話がありました。「今」から未来に逃げないでください。今、仲たがいで喧嘩中の、大事な人は、明日、亡くなっているかもしれません。なぜ、今日1日仲良くできませんか?
あめちゃんはヤングケアラーでしたが、こどもなりににベストをつくしたので、幸いにも後悔はなかったのです。「今」やらないことによって、未来に「後悔」の「因」をこしらえてしまいます。その大事な未来のためにも「今」行動をしてください。