『70代で死ぬ人、 80代でも元気な人』 和田秀樹
『70代で死ぬ人、 80代でも元気な人』 和田秀樹

『70代で死ぬ人、 80代でも元気な人』 和田秀樹

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高齢者専門の精神科医 和田秀樹先生のご本です。最近あめ的キーワードにもなっている前頭葉。前頭葉をナメていたら、あきませんよ。怖いですよ。

『前頭葉が衰えてくると、頑固で怒りっぽくなったり、融通が利かなくなって人付き合いが億劫になってきます。そうなると外出の機会も減ってしまい、ますます生活の変化がなくなりますから老いが加速されます。』(P160より引用)

前頭葉は脳の中で真っ先に老化が進む部位です。日々に少しの変化をつけていけばいいんです。いつもは観ないジャンルの映画を観る、いつもとは違うお店でランチを食べるなど。

因みに海外のほとんどの都市ではランチは2~3千円は当たり前で、日本のランチは海外の旅行客が驚くほど安いのです。お金がもったいないから家にありもので済ませようなんてもったいない。

『若いころよりむしろ、代謝が落ちたと考えれば余計に栄養分を摂らなければいけないことになってきます。』(p134より引用)

和田先生は、高齢者こそ、好きなことをやって生きよう!を提唱されています。酒もタバコも車も女も、好きなように楽しんだらよろしい!とあめちゃんも思います。

『つまり90歳を過ぎても元気な人は、用心深く生きたから元気なのではなく、あるいはとくに身体を鍛えたわけでもなく、自分がやりたいことをやって毎日を楽しんで暮らしてきた人が多いのです。』(P44より引用)

いろんなことを楽しんでみること。食事に誘われたら乗ってみる。町内の掃除に声がかかったら参加してみる、旅行に誘われても、まずは「OK」してみましょう。その「声をかけてくる人」自身も元気で若々しい方なのです。そういう方たちとお付き合いをしたら元気ももらえますよ。

幸せな80代、90代の高齢者に、人間関係の悩みなんかありません。
若いころは誰もがあんなに苦しめられた人間関係が、老いてくるに従ってだんだん整理されて(気の合わない人とは自然に疎遠になります)、身の周りにはお互いに楽に付き合える人、お互いに楽しい時間を過ごせる人だけになってくるからです。』(P170 より引用)

確かに、あめちゃんの知っている80代の高齢者って、みなさん穏やかで楽しそうにされています。「この人は老害か?!」と疑いたくなるような人って、1人もいません。だからこそ、そういう疑いのひと1人いただけでも悪目立ちするし、ニュースレベルですよね。

「脳トレのドリルやパズルは意味がない」と、和田先生も脳科学者の茂木健一郎先生も仰っています。ノルマを課してパズルや運動して苦しくなるよりも、日々の暮らしで、新しいことをやってみる方が、はるかに老化の予防になります。もちろん、旅行は心身に良い刺激になりますが、ハードルが高いとすれば、電車の範囲で、降りたことがない駅でランチを食べてみるとかでも全然OKです。

■あめ的回答■

「楽しく生きる」ことは、それこそ自分の一生をつかってやりきっていいことです。40代50代も自分をルールで縛って生きてきた人が、さらに80代90代も苦しいルールで縛ることはないんですよ。「年だからやめなさい」と言ってきた人が、あなたの人生の責任を持ってはくれませんからね。他人に自分の人生委ねることで運気だって落ちていきます。

和田先生の、勇気をいただけた一節です。

『たった一つの答えを見つけるのではなく、いくつもの答えを探すのが、本当の勉強だと思います。』(P156より引用)

極めるのではなく、いろんな可能性、いろんな知識、いくつも知っていくのが勉強。自分を縛らなくていいんです。『一日一日、少しずつ賢くなっていく。』(P158より引用)

学んでいる時間は楽しいですね。(もちろん、興味もないことで、罰ゲームのようにつらい勉強をしなくていいんですよ)あめ的には、「わー一生できるわ~」と、今後もたのしみです。

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