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20年以上前にテレビで今話題の本として紹介されていた記憶があって、当時は「かわいいエッセイ本なのかな?」ぐらいにしか思っていませんでした。1~2年前にYouTubeのサラタメさんの書籍解説動画で初めて内容を知って、なんというえげつない恐ろしい内容の本なんだろう…と、しかし、これはきちんと我が事として読まないと!と思い購入。「わ~、こういう人いるいる!でも自分だって、そうなりかねないよね?!人生つむよね?!」と、リアルに怖いからこそ、生きていく上で必ず活きるご本です。
■身の回りの状況(人間関係、仕事、健康、経済など)が、悪い意味で一変したのだけれど、納得できない。状況を認めたくない。
■災難なことが結局は天の恵みであった…という人生のオチを望んでいる。
■グチをブツブツ言ってないで、自分が変わることの利点を体験したい。
……という方、必読です。
このご本の登場人物は、スニッフとスカリーという、頭はよくないけれど、行動派のネズミ2匹と、グチが多く 自分を変えたくない小人のヘム。臆病ながらも状況が変われば、自分も変わらなければ…と思っている小人のホー。
小人2人は「こーゆう人いるよね」と言いたくなるキャラなのですが、一般的にはホーのキャラが、多くの人にはなじむキャラだと思います。
この物語の『チーズ』とは、私たちが人生で求めるもの=仕事、家族、財産、健康、精神的な安定などを象徴しています。
そのすばらしい「チーズ」を見つけてウハウハの2匹と2人。
しかし、ある日、その「チーズ」が無くなっていた!さぁ、2匹と2人はどう出る?!
●さっさと、次のチーズを探しに出発したネズミ2匹。
●「チーズ」が無くなったのはおかしい!間違ってる!」と、その場にしがみつくヘム。
●どうしたらいいんだろうと迷いながらも恐る恐るその場から出発するホー。
このお話では、変化してゆく事態にあわせて、自分も変わっていく必要があるのだということ(あれこれ事態を分析するのは意味がないということ)、そしてその変化は、何か悪いものをもたらすわけではなく、むしろ前よりも良いものをもたらしてくれるということ、変化がおきたことを認めないと時間のダダ漏れになるということ、変化を認めない執着で自分を苦しめるだけだということなどを教えてくれています。
■あめ的回答■
「ヘムみたいな人いるいる。うっとうしいよねー。」と、つい思ってしまいますが。自分だってヘムになりえますから恐ろしいですね。脳科学者の苫米地英人さんなら『ゴールはコンフォートゾーンの外にある』と断言されていますが、まさに『コンフォートゾーンが、もはや変わったのだ』と、きちんと気づいて次の行動に出る。その時には、自分のいるステージは必ず上がっています。
そして、状況が変わったことに感謝する自分になっています。
現状維持って、ホントは怖いんだ、と あめちゃんは感じました。
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