『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』黒田尚子
『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』黒田尚子

『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』黒田尚子

 

CFP1級ファイナンシャルプランニング技能士 黒田尚子さんのご本。実はタイトル通りのご本ではなくて、お部屋のお話以上にもーっと日常に根深くリアルな問題に対処しようというお話満載ですよ!

教育に大金かけすぎて老後資金が無くなった。住居と教育にお金かけまくった。

「必要なモノ」ではなく「単に欲しい」から買い物をしてしまう。

収入は高くても、身内や知人や会社などでの人間関係で揉め事が多い(汗)

可愛いペットを買ったのはいいんだけれど、ペットシーツ、食費、小屋掃除、トリミング、病院代、ペット保険などで、年間維持費が想定以上だとあとで気づいた。(維持費に無頓着でした)

『自分は親の面倒はみません!』と決めたけれど、そこにいきつくまでは、相当嫌な想いや葛藤はありました。

「いつか使うかも」と思って、押し入れや本棚に物が奥までどんどん詰まっていくけれど、見切って処分する勇気も気力もない。

……と、ひとつでも思い当たった方は必読でございます。ご本のタイトル以上に日常のあるあるに対する答えも黒田さんは示してくださっています。

怖~いリアルな日常のお話ですが、『なにが自分には問題なのか?』すらも分からない人も多いと思います。『あ、これじゃあお金がザルだよね』とか、気づけば大丈夫!ちゃんと改善できる答えはあります。

『イギリスの歴史・政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソンは「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」という法則を提唱しました。』(p227より引用)

予算内で家計をまかなう感覚は大事ですが、自分の経済に無責任だと、そりゃ自分も家族も困っちゃいますよね。お金が無いという人って、とにかくじゃんじゃん使って、大事なお金が相手のものになっているという意識すらも無いと思います。大事なお金をお支払いしてまで『欲しい物なのよ!』と、買ったものの、部屋の片隅に積み上げられて、存在すら忘れてしまっているようなモノになる無限ループから脱するには?!!という答えに、このご本のタイトル『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』に通ずる思いました。

ちなみに黒田さんは「必要なモノ」と「単に欲しいモノ」は線引きをされています。

↓↓↓リアルで怖いなぁと思ったエピソードもご紹介しておきます。

『また、高収入家庭に見られがちなのが、教育と住宅、双方にお金をかけすぎてしまうこと。子どもに良い環境を与えたいと地価の高い地域に住み、そこに住む教育熱心な人たちに刺激されて、ますます教育費をかけるようになる、というケースです。』(P208より引用)

それで父親が仕事で忙しく、家庭に無関心な場合に、母親は寂しさから教育にのめり込む傾向があって、「〇〇大学に行かなければいけない!」とか、子供に裁きが下されるようです。勉強大嫌いな子には地獄ですね。〇〇大学にいきなさい!とか言うんだったら、斎藤一人さんなら「勉強嫌いな子にムリじいするなら、だったらお母さん、あんたがミスユニバースなってみなよ」ってツッコミますね。勉強大好きな子は、親がリクエストしなくても「自分はハーバード大学にいく」とか言い出しますから大丈夫ですよ。

■あめ的回答■

どこで聞いたのか忘れたのですが、老後破綻する人の特徴って、「現役世代の頃に稼いでいた給料を全額使い切るような生活をしていた人が、老後に収入が減っても、現役時代の生活水準が下げられない人」という話もあって、あめちゃんもそーゆう人見てドン引きしてしまったことがあるんです。その人は、夫婦で(現役で)月60万円はあったのに、それでも生活費足りないらしくて……。その金額を毎月使うことすら大変だろうなと、あめちゃんはめんどくさがりなので、お金をばらまく用事が増えるのすらイヤ!と思ってしまうんです。時には食べることすらめんどくさい(食べたら歯を磨く用事も増えるし。洗い物や片付けも)ということもあるので。用事増えるのがほんと「ヤ!」なひとです(笑)

と、言いつつですね、先日の『ぜんぶ、すてれば』(中野善壽さん著)を掲載したあとすぐに、断捨離やってみたんです。因みに、このご本の山を捨てました。……捨てる基準にしたのは「このご本を読むための時間を今後も作ることはないだろう」と言えるものです。「このご本を読む時間は、他の本に充てたい」ということです。買って数ページしか読んでいない本もありますが、ときめかない物に悩むよりは、さっさと損切りした方が良いですね。15年前の小悪魔agehaもこの中にありますが、当時のメイクがおもしろいと思っている自分が、古いものへの執着の現れだなぁと思って処分を決めました。捨てる物の見極めは、メンタリストDaiGoさんの『人生を思い通りに操る片付けの心理法則』も参考にしてくださいね。

(めんどくさがりでも、放っておいて、寝てる間に小人さんがやっつけてくれるわけでもないから、自分でやるしかないでしょうという判別はつきます(汗))

 

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