『がんばらない勇気』 ひろゆき
『がんばらない勇気』 ひろゆき

『がんばらない勇気』 ひろゆき

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日本では、食べ物は捨てないといけないぐらい出回っています。どこを見てもデブはいます。お洋服は毎シーズン買えるほど安くてオシャレなものが出回っています。エアコンのきいたお部屋でスマホで遊んでいることもできます。恵まれていても生きづらさを感じている方はたくさんいらっしゃいますよね。もちろん、生きづらさはお金持ちになったら解決!というわけではありません。

『僕の年収は3000万円弱くらいなのですが、僕個人はお金を使うことが嫌いなので、いくら稼ごうとも月の生活費5万円くらいの暮らしを崩したことがありません。そして、それで十分幸せを感じて生きています。』(p137より引用)

ブランドものを買いあさる、タワマンに住むetc…ひろゆきさん的には生きるために必要のないお金の使い方=浪費なので、「凡人はお金を貯めたほうがいい」と仰っています。浪費がクセになると生きる上でのコストが無限にかかってしまいますね。「自分はこれにはお金をかけたくない」という「分野」も知っておくと良いそうです。因みにひろゆきさんがお金をかけたくない分野は「家賃」だそうです。とにかく安い物件を探すそうです。あめちゃんは「今年はお洋服を1枚も買いません宣言」をアメブロの方でしています。そもそもですが、「体はひとつしかないのに、たくさんお洋服を買って着倒せるの???」とは思っていました。幸いにも、年中ビルの清掃作業着を着ているだけなので私服の出番はほとんど無くなりました。私服は月に数回です。

ひろゆきさんは、金融資産が1000万円貯まるまでは、投資について調べること自体がムダだと仰っています。いちいち利益の少しの増減で気持ちがアップダウンするような人は当然やらない方が精神衛生上良いです。

『では、1000万円を貯めたら、どうするか。あなたは、1万~10万円の額を寄付できますか?考えてみてください。どこに、何のために寄付すれば、あなたは納得できるでしょうか?
これは、本当にあなたの中に「心のゆとり」があるかどうかを見極める試練です。もし、それくらいの額の寄付ができないのなら、投資はいさぎよく諦めましょう。向いていません。』(p46より引用)

あめちゃんは、このご本でも低所得者の見本で出てくる「清掃バイト」をやっております。しかし、20代から投資はしていまして、そして10年以上前から日本盲導犬協会の賛助会員をやっています。ン万円の寄付は全然やっています。あめちゃんが変わり者の例だとは思いますが、お金で気持ちが狂う人は、そもそもがなにかしらの生き間違いをしているのではないかな…と思います。買ったことも忘れるような物を買って、家を汚部屋、物屋敷にするぐらいなら、慈善に全額寄付をした方がいいぐらいに思っています。

フランス在住のひろゆきさんならではの問題提議です。フランスではペットショップで犬猫の生体の販売が禁止されています。

『僕自身はビジネスライクに生体販売することに反対なので、ペットショップではなく、放っておいたら殺処分される保護犬や保護猫の引き取りをおすすめしたいと思います。』(p125より引用)

可愛いーで、アクセサリー犬を衝動買いしても、飼い主も犬も幸せにはなれません。色々な動物を買い集めての多頭飼い飼育崩壊も増えています。

この表現はあまり賛同できないのですが、「KKO」という人の話が載っています。「キモくて金のないオッサン」を指すそうです。

『人は何者かから頼られることに幸せを感じる生き物です。なので、絶望してしまいそうな属性の人に、自分が世話をするべき存在、つまりペットを与えるのはどうでしょうか。』(p125より引用)

可愛いーで、何十万円もする犬猫を衝動買いする人より、保護犬猫を引き取る人の方が覚悟がある気がします。ペットの存在が、生きていく希望になっても全然良いと思います。

■■■あめ的回答■■■

このご本のタイトルを今、ふと見返しまして、なるほどな……と思ったのです。要は、要望(=不満)が多すぎると、当然、生きづらく苦しくなるんです。我欲が多すぎると、ちゃんとしんどくなります。昔、体重85㎏の知人女性が「お金持ちになって美味しいものをたくさん食べたい」と言っていました。

「まだ食べたいんですか?!」「1件の仕事の納期も守れないのにまだ仕事を増やしたいのですか?!」と、口には出していませんが、心では驚きでツッコんでいました。

自分でも引き受けきれない欲のために、がんばらなくて大丈夫。そんなに欲張らなくて大丈夫。(ホセムヒカさん関連のご本も併せておススメします)

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