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●経済のお話。そもそも論になりますが、
『国民負担率が上昇した最大の理由は、国民が財政の仕組みを勉強しようとせず、財務省の唱える財務破綻にまんまと騙されて増税を容認したことだと思う。』(2023年3月23日、P35より引用)
お金の文句を言うわりに、経済に無関心という人は多いです。経済オンチはいいカモです。
●こちらは(2023年2月9日付)の森永さんのお話ですが、当時、政府がコロナ感染の抑制に消極的だった理由について。財政上の理由だったのだろうということです。
『第1は、直接コストだ。企業への協力金や労働者の休業補償、国民への給付金などに加えて、年間2兆円を超えるワクチン接種費用も不要になる。第2は、経済活動が活発になるから、税収が増える。そして第3は、高齢者が亡くなれば、社会福祉や医療費が減少する。
例えば、70歳以上の高齢者1人あたりの国民医療費は、平均の2.8倍だ。また、働いている高齢者は少ないから、税収も入ってこない。さらに、高齢者が亡くなれば年金も支払わなくて済むようになる。財政のために高齢者をバッサリと切り捨てる。それが「ウィズ・コロナ」の実質的な意味だ。支持するかどうかは別にして、一つの政策であり、考え方と言えるだろう。
ただ、私が納得できないのは、政府が「高齢者の命よりも財政を優先する」と、国民の前できちんと説明していないことだ。』(p29より引用)
そりゃそんな説明をしたら大炎上必至です。辞職してもご近所さんから村八分にされるようなことは口が裂けても言えないでしょう。
富家孝先生が、人生100年時代とは即ち、死ぬ手前まで働かないといけないということ、と仰っていました。仮に65歳で定年退職して、100歳までの35年間、私のことを国がめんどう見てくださいね、なんて話だとしたら、国というより国民自体が許せない話となるのではないでしょうか。だから、まず働きましょう。おんぶにだっこが許されるのは、よっぽど可愛い子だけです。(ちょっとIKKOさんチックに言ってみました)
『ただ、一つだけ年金財政を好転させる可能性があるのは、平均寿命が今後50年間で4.3歳も延伸すると想定されている点だ。
しかし、現実の平均寿命は2年連続で短命化しており、人口動態統計で見た昨年の死亡率は、10代から30代までのすべての年齢階級で前年を上回っている。若者が死ぬことで将来の高齢者が減り、年金が救われるという恐ろしい未来が、やって来るのかもしれない。』(2024年8月1日、p130より引用)
すでに、長生きの条件として、まずは昭和1ケタ生まれであることもあるのではないかと思うあめちゃんです。若い人、すでに超加工食品の毒ばかり食べていて、除菌・抗菌に憑りつかれていて、菌への耐性も低いだろうし、これから生まれてくる人の寿命はちゃんと短くなっていくのではないか…。
先日の矢作先生のご本でも触れましたが、現在の日本の人口が、日本の歴史から見てもあまりにも増えすぎているので、もしかしたら自浄作用で、ちゃんと減るようにもなっているのかなと。
人口をまだまだ増やそうと頑張っても、生まれた兄弟全員ニートになったらどうするの?今、現存しているメンバーでも、どうしようもないのが沢山いるのに、今、現存している人たちをまずは自立するサポートしてあげてほしいです。昔、知人が「困った人なんか掛け算だぞ」と言っていたのを思い出しました。
■■■あめ的回答■■■
このご本が出版されたのが今年4月ですが、状況が色々変わってきています。良い方向へ変わっていっていると思います。森永さんが亡くなる前に色々なご本を書き遺して下さっていて、ぜひとも、私の中にも取り入れさせていただきたい!と、ご紹介を続けています。もちろん、詳しくは本書を手に取ってくださいね。
