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●必ず明日も 生きているという錯覚が 今日を丁寧に 生きる力を 奪う (p80より引用)
人は生まれた時から100%の死刑囚です。必ず死にますが、まさか明日死ぬなんて思っていないものです。10年後は死んでいるかもしれないけど、まさか明日死ぬわけがない…って。
『巻き戻すことのできない時間の流れのなかで、取りこぼした些細な一瞬が、いつまでも心にひっかかっています。
与えられているものが、無限にあると勘違いして、邪険に扱ってしまう悪い癖が私にはあるようです。食べ物。水。空気。親。兄弟。友人。仕事。そして、時間。
次があるからと、どれほどいい加減にやり過ごしてきたことでしょうか。』(p82より引用)
今、自分の手元にある課題をまともにやっていない人は、来年の正月に「今年こそがんばる」などと目標をまるで未来への借金のように積み増していきます。今、取り組まないと未来への借金ですよ?未来の自分にがんばらせる?
●妙憂さんは、ある動画サイトで『彼氏に別れを告げるドッキリ』を観たそうです。相手のリアルな反応を面白おかしく見るという企画で、妙憂さんは、後味の悪い気分になったそうです。そうですよね。相手を試して反応を笑うなんて、もう不信感しか芽生えませんよね。
『試すというのは、ズカズカ入り込む怖い人のやることです。得になることは、ひとつもない。そんなことをして、人間関係うまくいくわけがないと思いますが、いかがでしょうか。』(p91より引用)
こんなことをする人は即、要警戒人物フォルダーに入れて切らないと、とても安心してお付き合いできる相手ではありません。
『人間には本来、「自分にとって負の影響を及ぼすものから物理的な距離を置く」という正常な「防衛本能」が備わっています。だから、火事が起きれば火元から離れて逃げるし、豪雨になれば危険な川には近づかないのです。』(p127より引用)
最近、身近であったんです。「あなた、私に危険人物に認定されて、いったい何の得があるの?」とツッコミたくなる人がいました。即ブロックですよ。
『自分のことは、自分で守る。俗世を生き抜く基本です。』(p127より引用)
旦那様が守ってくれる、親が守ってくれる、国が守ってくれると思った。思う分には勝手ですが、「思ったのにしてくれない」と、くれぐれも逆恨みしませんように。思い通りに動いてくれない人を敵のようにして、どんどん増やしてはいけませんよ。だから、自立すること。
これまでの妙憂さんのご本でもありましたが、頼る先を20も30も持ちましょう。「依存先がたくさんある」ということが自立です。精神科医和田秀樹先生も「柱をたくさん持ちましょう」と仰っています。ボランティアでも、副業でも、その他のコミュニティでも大丈夫です。茂木健一郎先生も「対人関係においてストレスを溜め込んでいる人というのは、ほぼ例外なく1つの場所に居座っていると断言できます。」と仰っています。あなたにとって「この人しかいないんだ」という視野狭窄はとても危険です。走って逃げて下さい。
■■■あめ的回答■■■
柴村恵美子さんのご本で「悩む人って暇なんです」という神回答がありました。そもそも論ですが、人間ヒマだとほんとロクな考えに及びません。妙憂さんは、
『目標や志も大切ですが、実際に自分の手足を使って「動く」こと。それがなによりも大事だと。
机に向かってああだこうだと重箱の隅をつついているより、動いちゃう。』(p161より引用)
人に言っても訴えても、わかってもらえなくて当たり前。聞いてもらえなくても仕方がない。その方にはその方の都合があります。だから、わかってくれる人には、それこそ感謝。
家族にだってそれぞれの都合があります。信頼していると言って、大事なこと、生活、人生でさえも委ねてしまうなんて最早ギャンブルですよ。だから、柱をたくさん持って。1つに依存はしない。あめちゃんは毎朝4時起床でビルの清掃作業でスタートします。年間100冊以上のご本の紹介もこうやってしています。旅行も行きます。生きている以上は、いろいろできてしまいます。色々経験するためにこの世に生まれているんです。他人に期待しないで、自分でやってみましょう。大丈夫です。
