『本当の人生 人生後半は思い通りに生きる』 和田秀樹
『本当の人生 人生後半は思い通りに生きる』 和田秀樹

『本当の人生 人生後半は思い通りに生きる』 和田秀樹

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

本当の人生 人生後半は思い通りに生きる (PHP新書) [ 和田 秀樹 ]
価格:1,100円(税込、送料無料) (2025/9/5時点)

楽天で購入

 

 

高齢者の強い味方 和田秀樹先生です。世間が高齢者を悪者にしたり斬っても、私たちだって何十年したら老人です。高齢者バッシングは酷いものです。高齢者というだけで怪しまれ叩かれる。なんにも出来ないように自由を奪われ、お金も身内からまで狙われ(アテにされ)。

タイトルの「本当の人生」の定義は色々本書で述べられていますが、家族が押し切るから仕方なくとか、他人の意見の介入ではなく、本当の自分の声に従った自己決定をし、充実した悔いの少ない本当の人生を送りましょうということです。現役時代には難しかったこともやりやすくなる、始まるきっかけは、元の職業の引退とか定年退職となるそうです。

必ずしも、現役世代のようにしっかりと稼がないと本当の人生を送れない訳ではありません。

『各種調査を見る限り、働き続けるほうが、身体機能の老化や脳の老化を遅らせるし、寿命を延ばす傾向にあることは明らかになっています。
体力に自信があれば、介護の仕事で、感謝されながら、月に20~30万円程度のお小遣いをつくるのもいいでしょう。空前の人手不足ですから、探せばいろいろと職はあるはずです。また、現役時代と違って、休みもきちんとあるし、残業もほとんどないので、これはお金を稼ぐための「偽りの自己」なのだと割り切れば、残りの時間で、「本当の自己」として生きることは可能でしょう。
老後の貯金をしなければと思うかもしれませんが、寝たきりや要介護状態、認知症になれば、日本ではそんなにお金はかかりません。』(p74より引用)

あめちゃんも、80代でもイキイキしてフルタイムで就労されている方々をフツーに見ているので(アメブロの方でこのお話は載せています)、そりゃ、毎日なんにもしていないと劣化の坂まっしぐらになるものだとわかります。毎朝きちんと早起きして、生活リズムちゃんとしていれば夜も眠れるし、若くて引きこもって、昼夜逆転とか、ファストフードくらっていれば当然病みます。まずは動こう

当然のことですが人生には限りがあります。それは「死ぬまで」の時間ではなくて、「やりたいことに取り組める」時間のことです。自分が本当の人生でやりたいことが、温泉巡りであれ、推し活であれ、必ず死ぬ手前までやれるわけではありません。

『こう考えたときに気づいてほしいのは、たとえば動けなくなったら、そんなにお金がかからないということです。
趣味や遊びに使うお金と比べたら、介護施設に入ってかかるお金など知れています(もちろん一部の人にとってはバカにならない金額ですが)。身体が不自由になってからは豪華な施設は必要ないので、民間のものでもおおむね年金の範囲で入居できますし、貯金を使い切って生活保護になっても、公的な介護施設には入れます。』(p138より引用)

だから自分の好きなことにお金を使って大丈夫という和田先生のお話です。そもそも、好きなことにお金を使うことに慣れていない(罪悪感すらある)という方もいらっしゃるでしょう。勇気が要ることもあるでしょう。なので小さなことでもやってみて大丈夫です。

■■■あめ的回答■■■

安定と言う名の現状維持が一番リスキーで怖いというお話は、これまで何度か取り上げてきました。今あるものに後生大事だとしがみついても状況はコロコロ変わります。自分の意志や願いとも関係なくです。現役時代に何の役職だったとかも関係なくなるし、誰もそんなことに興味など持ってくれません。他人の過去の役職などどうでもいいのです。

それよりも、現在、達者にプラモデル模型をこしらえている自分、老人でもパートを頑張っている自分、推し活で全国飛び回っている自分の方が、それこそ輝いて見えて、気の置けない仲間も集まってくるでしょう。そんな楽しそうな人と関わりたいものです。過去に役職にすり寄ってきた人こそその場限りの(仮)のものです。怖がらずに好きなことをやってみましょう。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
PVアクセスランキング にほんブログ村