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東方文化支援財団代表理事 中野善壽(なかのよしひさ)さんのご本です。タイトルからして禅僧の方なのかしらと思ったら実業家の方でした。ミニマリストっぷりがものすごい方です。あやかりたいものです。
ご本の見開きごとに『〇〇を捨てる』と大きく載っているのですが、この 捨てるリストは1日1語としても使えそうなリストです。もちろん『執着を捨てる』もバッチリ入っていますよ。
■洋服も本も、うちにはなんでも、山のようにありますが、なぜ中野さんは全部捨てられちゃうんですか?
■スマホいじってるのって時間ドロボーだなぁとは思うのですが、気づけばぽちぽちいじってる習慣は変えられるものなら変えたい。
■過去に縛られず、未来に悩まず『今』にコミットしたいのだけれどメソメソしてしまう。
……という方へぜひ。とはいえ、ご本のタイトルで全ての答えが現れている気すらするあめちゃんです。
『「目標を高く持って、目標に向かって突き進め」というのは
明治時代の欲を前提にした富国強兵の精神です。』(P29 より引用)
がんばりすぎに気づいた時が「やめどき」なんじゃないかと中野さんはおっしゃっています。この一文で、ちょっと思い出したのですが斎藤一人さんが家にあるいらないものを人にあげるといっても、物がありがたがられたのは戦前の『物が無かった時代』の話だよともおっしゃっていました。今じゃ、もはや捨て方すらもわからなくなるぐらい物があふれた世の中ですよね。
『人付き合いを捨てる。
未来を語れる仲間だけでいい。』(P56より引用)
この一文もすごいですよね。YouTube動画で元帝王ローランドさんが、ご自分の名刺は名前の印刷だけで、連絡先が一切書かれていないことについて『要らない人間関係が増えるから(載せていない)』と、おしゃっていたのですが、あめちゃんも人生折り返し、自分の残りの人生が少ないことを考えたら、誰に自分の時間を使うか?は、とっても大事だなぁと思いました。
『蓄財したところで、僕が死んだ後の揉めごとを増やすだけです。』(P180より引用)
この一文も素晴らしすぎて感動しました。あめちゃんも、近しい方で、やもめのお母さん(ご高齢)が、手元に唯一残ったお家を処分されて、その売れたお金の一部を子供たちに分け与えられたのです。後に揉めごとにならないように素晴らしい終活をされたなぁ…と、お母さんの潔さに感動、敬服いたしました。立派すぎる…。
■あめ的回答■
つい、自らの終活にまで想いをはせてしまいましたが、もちろん今現在の自分が、物まみれで物の管理に時間をとられてしまう……なんてイヤなので(物は置いといて終わりじゃないですよ!「管理」がセットで憑いてきますからね)増えた、散らかった、と気づく都度お片付けするようにはしています。
全捨ては、今のあめちゃんにはまだできないので、散らかって気が散るということはない程度には保ちたいです(汗)ほらね『物』には『適切な管理』がセットなのです。
こちらのご本では、仕事の中でも要らない仕事とか、アートが好きでもアートに大金は使わないとか(大金をかけたアート作品も『適切に管理』してゆくのは大変なことでしょうね)いろんな面での断捨離のお話が載っていますが、あめちゃん的には身近な『物』の手放し方、マインドを日常に取り入れていきたいです。