『成功に 価値は無い!』 執行草舟
『成功に 価値は無い!』 執行草舟

『成功に 価値は無い!』 執行草舟

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成功に価値は無い! [ 執行草舟 ]
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執行草舟(しぎょうそうしゅう)さん。えげつないほどすごい神本✨です。執行さんのことはご本人のYouTubeチャンネルで知りました。みなさん、自分の歩んできた道はこれが良かったんです。もし、右の道を選んでいれば事故に遭わずに済んだんだ…と言っても、その人は仮に右に行っても事故に遭っていたのです。もし、こうしていれば…という思いがあるのなら、これからの生き方をより良くしていくチャンスです。チャンスを掴むためにもご本から教えてもらいましょう!

執行さんは武士道が大好きなので、武士道に照らしてのお話はよく出てきます。(武士道って、子供の発想でチャンバラ好きとかではありませんよ。そのようなツッコミは教養がないとバレるので口を慎みましょうね)

『昔の武士は、家族はもちろん、財産を持っていることが条件の一つでした。家や土地を持っていて、いざというときは、それをすべて捨てる勇気がなければダメだったのです。
失うものがある。なくしたくない大切な家や家族がある。それが勇気の源にあることが重要なのです。失うものがなければ、「気に食わない」というくだらない理由で他人を傷つけたり、暴力を振るったりします。
ニュース番組がいい例です、路上インタビューで好き勝手なことを言っている人の姿がよく写し出されますが、あんなふうに軽々しく言えるのは、失うものがないからです。失うものがない人の意見は、言葉の暴力。本当の意見ではないというのが、武士道の捉え方です。』(p95より引用)

これは、いわゆる無敵の人ですね。執行さんは『死んでも守りたいと思う「愛すべきもの」を持つこと』と仰っています。

そうか!そういうことだったのか!と目から鱗のお話です。

『そもそも、自分が何をしたいか分からないという悩みは、現代病のようなものです。
武士道が生まれた時代には、そんな悩みはありませんでした。なぜなら、できることがはっきりと決まっていたからです。
武士の家に生まれたら、武士として生きるのが当たり前でした。佐賀藩に生まれれば、佐賀藩の殿様が主君です。長州藩であれば長州藩主が主君です。それ以外は選べません。
~(中略)~
民主主義のもとでは、人は、生きる場所も職業も自由に選択できる、ということになっています。だから、その中で生きてきたわれわれは、「自分は何にでもなれるんだ」と思っています。その一方で、「自分は何になるために生まれたんだろう」という悩みが生まれているのです。(p46より引用)

「さぁ!自由だよ!何をしてもいいんだよ!」と言われても、「はて?自由と言っても何をやればいいの?」と、ワカラナイので困ってしまうのが現代病になっているんですね。まだ見つけていない、わからないのなら、とにかくどんどん体当たりでやっていく。トライアンドエラーして出会っていく。

『もしも向いている仕事が分からないのなら、むしろ好都合です。いま与えられた仕事を全力でやる。そうすれば、運命に組み込まれている才能が反応します。その才能が、自分の中から運命を引き出してくれます。』(p54より引用)

「志」を貫く…というのも武士道なのですね。志からズレない事業のバランスの取り方は大変だそうです。

『私は、売上や従業員が増えすぎると、「志」から逸脱すると考えています。だから、売上が膨張し始めると、自らそれを叩き抑えています。』(p58より引用)

このお話は、稲盛和夫さんも近いことを仰っていました。「急激に巨大になりすぎたものはその成長がピークに達すると、「調和をもたらす」という宇宙の流れによってかならず崩壊、衰退させられる。~(中略)~極端に大きくなりすぎたものは、これも宇宙の法則によって崩壊させられます。」『心。』(p85より引用)これは個人でも企業でも、あるときを境に転落の道に転じることが往々にしてあるということです。執行さんは、どんどん規模の拡大を追い求めると我利我利亡者に陥り、「志」とは違う方向に行ってしまうと仰っています。そうか…そういうことだったのか…。なるほど。

『食べ物も、必要以上に欲しがると、「育ちが悪い」「お里が知れる」といって、周囲から冷ややかな目で見られたものです。
「収入の上限を決めているなんて、変わっていますね」と言われますが、私に言わせれば、無限の経済成長が幸せだなんて言っている人のほうが、よっぽど変人です。そうまでして我利我利亡者になりたいのか、と思います。
いまの日本は、豊かなのではなく、無間地獄に陥っているのです。』(p74より引用)

あめちゃんは、いまでこそ家に物が増えるのを大変嫌がります。便利そうだしあれもこれも欲しいわ~とも思いません。物の管理をするのは自分には無理だと思いました。物に限らず、「関わってはいけない人」もきちんと切っていきましょう。

執行さんが、「チームに仕事ができない人がいるが、他所にやるのはかわいそうだ」という方のお話に対する解答もすばらしい✨

『ダメなものは切り捨てる。ときにそれも必要です。そうでなければ、人類は滅びます。歴史を見ても明らかです。
現代の世の中は、良い人ばかりです。昔の人に比べれば、ずっと性格が良い。にもかかわらず、社会がダメなままなのは、ダメなものを切り捨てないからです。
「誰一人切り捨てないのが平等だ」という意見もあります。しかし、切り捨てないとどうなるか。全体のレベルを、ダメなところに合わせるしかなくなります。それしか平等を保てないからです。』(p117より引用)

切り捨てるとは聞こえが悪いですが要は「混ぜない」ということです。あめちゃんだって、全員が東大卒のエリート集団の現場にひとりぽつんと居たら、自分の落ちこぼれ感ハンパないから「混ぜんといて!他所いく!(笑)」って思ってしまいます。

『ところがいま、すべての人は平等だ、というおかしなヒューマニズムのもとで、働く人も働かない人も、すべて同じになっています。こうした社会が、終わりを迎えないほうがおかしいと、私は思ってしまいます。このまま行くと、間違いなく現代文明は滅びます。』(p137より引用)

仕事に真剣に取り組んでいる人とサボっている人の賃金が同じっておかしいよね?と思われている方は多いと思います。きちんとやっている人の負担が増えるのって「平等」とは言い切れないですよね。いわゆる、ダメなものは切り捨てると言っても、ここではヤル気も能力もダメだったとしても、他所に行ったら他所の方が適合していたということは往々にしてあります。

執行さんの愛読書『葉隠』の中から、執行さんが最も心に響いた10の言葉「葉隠十戒」より、おおっ!すごい!という執行さんの解説をご紹介します。「絶対に手に入れることができない、そこに挑戦するのが愛であり、忍ぶ恋です。」(p210より引用)恋というものは広義で「憧れ」となります。

『「憧れ」は、絶対に手の届かないものです。手の届くものはすべて欲望に変化するので、「憧れ」にはなり得ません。だから、本物の恋というのは、絶対に成就することはありません。
男女の恋で言うのなら、成就する恋は、本物の恋ではありません。手に入るものだからです。恋という名を借りた欲望に過ぎません。「好きな人と結ばれて幸福になりました」というのは、実は恋ではなく、欲望なのです。』(p210より引用)

憧れて手に入らなくて苦しむこと。それが忍ぶ恋であり、本当の愛ということです。苦しみがツインレイのサイレント期間のようですね。結ばれなくていいの。想っていればいいの。そのエネルギーが自分の成長の糧となります。救いのある話ではありませんか。

■■■あめ的回答■■■

執行さんは膨大な量の読書をされています。本は電子書籍ではなく、紙の物体としてそこに在ることが重要です。執行さん曰く、本の知性が波動を発してくれるから。「本は読まなくてもいいから買え」です。因みに、あめちゃんの波動もくっついておりますこの書評ブログで使用したご本は随時みなさまへ無料で差し上げていますのでトップページからいつでもお申込みくださいね。(スマホだと一見わかりずらいのです💦PC推奨です)

へこむとか、ツイていないとか、ネガティブで心まっくろな時、もしかしたらロクでもない欲を持ちすぎているのかもしれません。付き合っていい相手ではない人とも、すぐにでも縁を切ったほうがいい。

切ったり、捨てたり、手放さないと次に待ち構えてくれている良き縁は入ってこないのです。

新しい価値観に出会えました特大ホームラン本です。

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