『90歳現役医師が実践する ほったらかし快老術』 折茂肇
『90歳現役医師が実践する ほったらかし快老術』 折茂肇

『90歳現役医師が実践する ほったらかし快老術』 折茂肇

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ほったらかし快老術 90歳現役医師が実践する (朝日新書982) [ 折茂肇 ]
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元東京大学教授・スーパードクターと呼ばれていらっしゃる折茂肇先生のご本です。老い方に興味を持っているあめちゃんですが、折茂先生が90歳で現役医師をされていることを励みに感じます。

『WHOの定義では、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます(日本WHO協会訳)とされている。これはつまり、病気やケガ、障害など、身体的に何も問題がないだけでは健康とはいえないということだ。』(p39より引用)

体は健康でも身内と紛争していたり、無職でひきこもっていたり…体は病気ではなくても健康とは言えない生活様式はいろいろあります。折茂先生は、

『90歳になっても、いや、90歳になった今だからこそ、自分が何かの役に立てていることが嬉しく、体が動く限り、できることには精一杯取り組みたいと考えている。』(p32より引用)
『人生100年時代。つまり、100歳まで生きなければならない時代を生き抜くにはどうすればいいのか。そう考えたとき、私は「生涯現役でいるしかない」と思った。生きていくには働くしかない。』(p188より引用)

富家孝先生のご本でもありましたが、「人生100年時代」とは、死ぬ手前まで働くということなんです。漫然と生きてはいられません。(アメブロの方でも近いお話を書いています)

折茂先生は「なるようになるさ」という考え方をされています。病気に対しても、「なんとしてでも闘ってやる!」ではなく、仲良く上手に付き合っていく。藤井英子先生のお話でもありましたが、1つぐらい病気を持っていたほうがむしろ健康に気をつけようという意識でいられます。「健康だからまだまだイケるよ!」とムチャし過ぎないように。ドツボにはまってしまう時には物理的に思考を断ち切ってしまうことです。

全く別のことをする。シャワーをあびる、歩いてみる、好きな映画を観る、しばらく会っていなかった友達と会う、いつもとは違うファッションにするetc…。

『できれば、いざという時のために、自分なりの気分転換の方法をいくつか決めておくのもおすすめだ。』(p102より引用)

あめちゃんは友達とごはんに行くのが好きですが、ソロだと、点滴受けに行ったり、整体に行ったり、イオン導入したり、体のメンテナンスが心身整うので適宜行っています。

美魔女と言われる方々は脚の筋肉がしっかりしているそうです。美に限らず健康の要は脚にありますね。

『人間の進化は脳からではなく下半身から始まったと言われている。運動の大切さは本章の最終項で詳しく述べるが、下肢の筋力を鍛えることは、基礎代謝のアップ、バランス感覚の強化、サルコペニアの予防、転倒予防(とそれによる骨折)など、さまざまなメリットが考えられる。』(p96より引用)

歩くのは基本です。あめちゃんは1日2万~2万5千歩歩いています。ホワイトカラーではないので本当に毎日です(笑)歩くのは十分なので、寝る時間の確保が喫緊の課題です。きちんと寝るのも大事。

■■■あめ的回答■■■

『とくに75歳を過ぎたらもう、細かいことは考えず、自由気ままに生きればいいのだ。』(p150より引用)

高齢者専門精神科医 和田秀樹先生が仰っていましたが、酒でもタバコでも車でも好きなことをして生きたらいいんです。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの映画『最高の人生の見つけ方』のDVDをぜひ観てみてください。せっかく今世でいきているのです。好きなこと、やってみたいこと、色々やってみていいんです。それこそ太平洋戦争中では我慢を強いられていたようなことを、今、「自分だけ楽しんだら申し訳ない」と思わなくて大丈夫です。

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