『人生が変わる 空海 魂をゆさぶる言葉』 名取芳彦
『人生が変わる 空海 魂をゆさぶる言葉』 名取芳彦

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弘法大師空海さんの教えを現代に照らし合わせて編集されたご本です。生涯を通して旺盛な執筆意欲を持たれていたので多数の著作や文章が残っているそうです。そして、無茶な教えは仰っていません。仕事は調子のいいときに一気に進めて「ノリが悪いときは寝てしまえ。」(P101より引用)と仰っています。そして、仕事道具は大事にしましょう。仕事道具を大事にしているといえば現代ではイチローさんが有名ですね。苦しいときこそコンコンと正しい道をやり続けること。毎日毎日。空海さんの智慧は勇気をいただけます。

本当の知恵者は、知恵を表に出しません。

『「本当に知恵のある人は、一見愚か者のようである」と空海さんは言っています。知識をひけらかすことなく、よけいなことを口にせず、目の前のことさえ忘れているかのように虚心でいるからです。』(p201より引用)

口ばかりの奴は本当に役に立ちませんよね。ロクな結果にならないのだから、いらないことを言うぐらいなら、口チャックしていた方がずっといいです。言いたくて仕方がないのなら言ってみて痛い目を見て学ぶというのもアリですが、失うものもあるからリスキーですよ。

鉛筆は、元から鉛筆ではなく、木とカーボンを加工してできています。火をつけたら燃えて炭にまります。条件によって変化します。水も冷やせば氷になり、加熱すれば蒸気になります。

『簡単に言ってしまえば、仏教でいう「色即是空(しきそくぜくう)」の「空」とはそういうことです。目に見え、手でさわれる物質にも固有の実体というのはなく、さまざまな条件(=縁)が重なったそこに存在しています。その条件は常に変化しているので、不変の存在というのはないのです。この「空」をふまえて空海は「物に決まった性質がないように、悪人はずっと悪人のままではいない」と言い、人の体も感情もずっと同じ状態は保てない、「空」を前向きにとらえなさいと励ましています。』(p47より引用)

何でも誰でも変わってしまいます。人はなかなか変わらないという言葉もありますが、あめちゃんは久々にお会いしてみた方の、あまりにもの変わり様にドン引いた……ということが続いたことがあって、いやでも人は、物は、変わってしまうものだと認めざるを得ないようです。良い意味でも、悪い意味でも、変わりゆくものに「こんなはずじゃない!」と文句を言わずに「あぁ…そうなんだな」と受け入れましょう。どうとでも変わるのですから。

自分の引き出しを増やすのは大事です。生きやすくなりますよ。料理は塩しか使わない、絵の具は赤しかすかわない、作曲したくてもドレミファまでしか使わない、…これはもったいないことです。1つのみに執着しなくてもいいんです。

『空海は同じ文章で、「真理を求めるには、必ず多数の師のもとで学ぶことだ」とも言っています。「偏るな、幅広く視野を持て」というのは、空海が終世言い続けたことでした。』(P64より引用)

自分は選べるほどものを知らない、という方は学ぶことだらけの伸びしろの宝庫です。学ぶ喜びを知らないのは、あまりにもやっていないから、行動していないからです。だから、やりもしない口ばかりの奴になっていたらもったいない。

■■■あめ的回答■■■

真言は、空海さんでさえ難しく説明不可能だそうです。人間、長生きしても100年しかありません。私たちにあと何年残っているかもわかりません。できることにも限度があります。

『無理にわかろうとするより、「わからないことはわからないとしておく勇気」も大事です。世の中のすべてを理解し尽くす必要はないのです。』(p211より引用)

わからないことにあまりに執着しすぎて自分の貴重な時間をザルにしてしまいませんように。放っておけばいいことの方がよっぽど多いのです。自分がやりたいことにフォーカスしましょう。

あの人も、この人も、自分を反映した姿です。「自分も人にこういうことをしているなぁ…」と気づかされる場面もありますね。

 

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