『決定版 佐賀の がばいばあちゃん』 島田洋七
『決定版 佐賀の がばいばあちゃん』 島田洋七

『決定版 佐賀の がばいばあちゃん』 島田洋七

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

決定版 佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫) [ 島田洋七 ]
価格:880円(税込、送料無料) (2024/8/22時点)

楽天で購入

 

 

※当ブログはスマートフォンではなくPCでの閲覧を推奨しています。

約20年前に世間で話題になりました「がばいばあちゃん」未だに読んだことがなかったので、名言求ム 今のあめちゃんなら さらっと読めるかなと購入。がばいばあちゃんは島田洋七さんが小・中学校の頃に島田さんを養育されていたお婆さんです。あめちゃんと同じくトイレの清掃作業員をされていたそうです。がばいばあちゃんは、貧乏すぎて生きる知恵がすごい。(個々のエピソードはご購入の上お読みくださいね)

こちらは島田さんのお言葉です。

『プロローグでも書いたように、近頃「不景気だ」「不況だ」と言うけれど、それでも俺の子供の頃に比べれば、いろんなものが揃っているし、みんな豊かになっていると思う。』(P217より引用)

今は、自称貧乏でも、エアコンもあるし、蛇口をひねれば飲めるレベルの水が出てくる。だから、実業家の斎藤一人さんが「現代の人はお殿様よりもいい暮らしをしているよ」と仰っていました。オマケであめちゃんの貧乏長屋暮らしをお見せしましょう→こちら。※実はこのビニールプールの横にすでに使っていない井戸があります。写っていないのですが。

『確かに、今の四十代、五十代の男性の自殺には「事業に大失敗」「家族にも相談できない」「家や車を売ってやり直すのは世間体が悪い」……だから死ぬしかない、というパターンがあまりにも多い。

でも、ばあちゃんの言うとおり、世間体など気にせずやり直す覚悟さえあれば、わざわざ死ぬ必要なんて全くないはずだ。』(P315より引用)

『だから、事業に失敗しても、それは失ったのではなく、ただ、元に戻っただけのこと。』(P316より引用)

↑これは島田さんのセリフです。

島田さん、通知表が1と2ばかりだったそうです(あめちゃんもそうですが)。以下、ばあちゃんのセリフです。

『クラス全員が学級委員長になって、全員が東大行って、全員が総理大臣になったら、誰が国民をやると?』(P232より引用)

『世の中、頭のいい人は少しだけいればいい。全員が『俺が俺が……』では、国が五つにわれてしまうよ』(P232より引用)

全員がエリートのプロフェッショナルになるのは無理です。1や2で下を支えるメンバーがいないと5の人が生まれないでしょう。結局、全員プロフェッショナルのエリートの中でだって誰かがビリになって下を支えるのですから。(※パレートの法則からは、いかなるエリート集団でも抗えないのですね)

ばあちゃんの言葉。

『まず仕事をしよう。
仕事さえすれば
みそ、しょうゆ、米、
友だち、信用がついてくる。』(P281より引用)

以前ご紹介しました『バビロン大富豪の教え』の中で、労働こそ最良の友 という台詞があります。因みに現在東京都最低賃金2024年が1,113円ですが、2時間分で米5キロ買えます。なんとありがたいことでしょう。

■あめ的回答■

20年前ではろくに読書していなかったあめちゃんですが(推理小説はすごい読んでいましたが)、今だったら「うんうんわかるー!」というばあちゃんの名言。ご本とも『ご縁』です。今の世のニーズとも合っているこのご本が昨年 決定版として世に出たのも良きご縁です。欲が多すぎて疲れてしまった方にも読んでいただきたい一冊です。

👇いつもポチっと応援ありがとうございます
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村