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このご本で柱となっている『クリティカル・シンキング』。思考に思い込みや偏りなどがあるものだという前提をふまえて、「これでいいのかな?」と、自分の頭で考えるということなのですが、これは どんな場面でも使えるメソッドです。
『人間の脳には生まれつき「できるだけ考えずに楽をしたい」というメカニズムが備わっているため、すべての前提を疑ってかかれる人は少数派です。』(P32より引用)
そもそも脳は怠け者なので「なぜ?」を問う質問は脳への負荷が高いのです。「考えるのもめんどくさい」ってありますよね。
『クリティカル・シンキングには「複数の視点を持つ」という要素がふくまれます。ひとつの思考にとらわれず、あらゆる方向からものごとを見つめるのがクリティカル・シンキングの大前提です。』(P228より引用)
人の思い込みを悪用した商売はいっぱいあります。罠に引っかからない知恵といってもいいと思います。
●よくある商品販売で「今!ご購入いただくとなんと!もう1個ついてきます!」とかありますよね。あれは「カード・スタッキング」と呼ぶらしくて(ここでクリティカル・シンキングを使うと「なんでそんなに安いの?」になるのですが)、『型落ち商品である事実を隠す』から激安なのだそうです。
『重要なのは、相手がなにを見せているかではなく、なにを見せていないかです。』(P246より引用)
多角的にものを見れないと、だまされる場面でしっかりだまされますよね。人間は好みや都合のいいところだけを信じがちだそうで、DaiGoさんは「日々のトラブルは自己を知るチャンス」と仰っています。
●あめ的に怖すぎると思ったお話がこちら、
『私たちが1日に受け取る情報の量は江戸時代の人たちの1年分とも言われるほどです。』(p162より引用)
そりゃ情報にも振り回されるし、脳もお疲れになりますよ。自分で危機管理をする、情報も取捨選択する、そのためにも本書のクリティカル・シンキングは役立ちます。
●日常で使える、考え方や気づき方などのメソッドはいろいろ載っています。全部覚えるのも脳が困ってしまうかもしれませんが、
『人生の決まったレールがなくなりつつある現代では、自分でものごとを工夫し、あなたなりの方法で人生をサバイブしていく必要があります。そのために欠かせないのは、つねに創意工夫を続けて前に進む能力です。』(P127より引用)
自分の頭で考えるとはいっても、自分の頭ですら頼りにならないよと言いたくなるかもしれません。だからこそ本を読んで お知恵をお借りするのです。
■あめ的回答■
クリティカル・シンキングに完璧な正解はありません。人間のなすことに完璧がないからです。常にそのときのベストを探していく。そのためにも、自分一人の頭、知恵などたかが知れているので、先人たちのお知恵を借りられる本をたくさん読んで自分を守りましょう。本書『悩む力』を読むことでDaiGoさんのお知恵は享受できます。現代では良書はたくさんあります。受け身ではいけません。悩みにあった答えは本に載っています。自分で考える土台は本で養いましょう。
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