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帯に『「トモダチ」は、たくさんいらない!あなたに必要なのは「30人」とのつながり‼』と書かれています。くれぐれも、人間関係=リセット=絶交していこうぜ!というお話ではありませんので、誤解のないように。切るんじゃなく、大事な人たちを周りにおくということです。
このご本のベースの考え方がダンバー数(オックスフォード大学の進化生物学者、ロビン・ダンバー博士が定式化したもの)です。人間関係を維持できる人数は150人前後であるというものです。かなり多い印象ですが、この人間関係は、遠縁の親戚や、まれにしか会わない同窓生など、うすい関係の人たちも含みます。DaiGoさんが仰るに、MAX150人であって、実際には、30人程度なのではないかとのことです。自分が大事にお付き合いできるキャパは30人程度……その30人の中に誰を入れるのか?は要となります。以前紹介しました、精神科医中村恒子先生が「100人も友達がいたら病気になってしまうわ」(気がおかしくなるという意味です)と仰っていましたが、人間関係を脳が処理できるキャパはあめ的にも30人もいていただけたら十分だなと感じます。
●DaiGoさんなので、各大学での検証は引用されています。前提ですが、最高の友を探してはいけません。よりよい友達を探してがんばると幸福度は下がります。なぜかというと、そうしてしますと、「今付き合っている友達はあまりよくない」「満足できない」となって、今、いてくれている友達に不満足のラベルを貼ることになるからです。そんなことはしたくないでしょう。
『つまり、なんでも話せる親友、文句もつけようもない最高の友、といった理想を求めるのは得策ではありません。
いいところもあるけれど、「ここはどうにかしてほしい」というところもある。部分的には好きだけれど、好きになれない部分もある……というくらいの友達(おそらく、現実の友達というのはそういう人たちでしょう)でよしとして、その人と過ごす時間を楽しめるよう過ごすと、幸福度は上がるのです。』(P108より引用)
良い友達を探そうとするのではなく、自分が良き友であろうとすることが大事とも聞いたことがあります。
●「相手の人が」「友達が」とか、他人どうこうの話の前に、自分自身はどうなんだろうか?が大事ですよね。
『人間関係に恵まれていない、周りに敵しかいない、と感じるとしたら、自分の自己表現、印象管理に問題があるのかもしれない、と考えてみることも必要です。』(P175より引用)
実は、自分が面倒のタネをまいてしまった、やっかいごとを起こしてしまった、…ということもあるのです。他人にフォーカスしすぎず、そのつど、軸を自分に戻しましょう。
『他人と比較し、他人の価値観に引きずられている人は、人間関係を処分したとしても、また別のろくでもない人間関係を引き寄せてしまうのです。
他人と比べないようにするための方法は簡単です。過去の自分といまの自分を比べる習慣をつければいいのです。』(P178より引用)
先日の和田秀樹先生の「なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学」とも通じるお話ですね。
■あめ的回答■
自分の大事なリソース(時間やお金や気持ちなどの資源)を、誰に、何に、使うかを改めて整理してみようと思えたご本でした。実質、あめちゃんには30人もいないと思われるのが幸いです。
揉め事がないのが良い人間関係ではなく、その相手とも共に解決していって、成長していく関係が大事なんですね。品のある大人の対応ができるのかも器が試されています。(※あまりに 行く先々で問題が起こるようなら、自分の言動を見直すことが学びになりますから、受け入れましょう。)
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