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早稲田大学名誉教授 加藤諦三(たいぞう)先生のご本の紹介3冊目です。可愛らしいカピバラさんの表紙ですが、内容は、悩みや、心の本質をビシッ!とついたご本です。
●悩みや困りごとの本質はコレです。田坂広志さんも同じことを仰っていました。
『苦しいことがあった時に、「この苦しみには何か意味がある。自分に何を教えているのか?」と考える。』(p250より引用)
因みに、田坂さんは解釈力と名付けられていました。そして、起こったことの枝葉ではなく幹(本質)を見ましょうというのは出口治明さんのご本でもありました。
『成長出来れば全て解決するのだが、それがなかなか成長できない。』(P75より引用)
『傷ついたことから生じる憎しみの感情が優先して、自己実現とか成長は後回しにされる。』(P101より引用)
『憎しみの感情とか、深刻な劣等感は、その人の本来の感情を損なう。』(P102より引用)
そう。それは本来のあなたではないんですよ。
『どうしても認めたくないものがある。それを認めることはなによりも苦しい。しかしそれを認めることが解決と救済につながる。成長する。人格が統合される。』(P254より引用)
加藤先生が仰るには、深刻な劣等感のある人は、心の底に怒りと憎しみを持っているのだけど認めない、ということだそうです。まさに「我」や「執着」で自らを苦しめますよね。
●加藤先生の前回のご本紹介とかぶりますが、👆コンフォートゾーンを出て、未知の世界に行くぐらいなら、今の不幸にしがみつく方がいいですという人の例です。ブラック企業でもしがみつくとか、壮絶なイジメに遭ってもしがみつくとか、色々なパターンがあると思います。だから、それは本来のあなたではないんですよ。
『今の悩みは今までの生き方のツケだと認識出来れば、今の苦しみは半減する。苦しみの意味が分かる。
そして「今までの生き方のツケ」を払うことで、疑似成長が本当の成長になる。つまりツケを払っている時は、人生の土台を作っている時である。
ツケを払っている時は、苦しんでいる時である。』(P265より引用)
本当に不思議ですが、逃げても同じ課題がやってくる。逃げてもダメ、闘ってもダメ。だからこそ、まずは引き受けること。みんな不安を解消しようと努力はするのですが、問題を悪化させる人と、本当に解決できる人がいます。それが本質を見極めること。詳しくは、こちらのご本の本文でチェキラ!です。
■あめ的回答■
タイトルの「ブレない心のつくり方」とは、生き方の土台、本質のことであって、そもそも あなたの本来の生き方をしましょうということです。「夫が」「子供が」「上司が」「先輩が」…といった、他人主体の他人軸ではないんです。(自分が悪いという罰論の話でもありませんよ。)
自分らしく、嬉しく、楽しく、のびのびと生きるということから逃げる言い訳に他人を持ち出さなくていいんです。
「他人を理由に使うのはやめましょう」と、あめちゃんも自分に言っておきます。
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