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伊藤忠商事の元社長の丹羽宇一郎さんのご本です。目次をパラパラ見て『成功は復讐する』、『耐える時間』に『攻め方』を練る、人の成長は『書いたこと』に現れるなど、なんかすごそう……と感じて購入。
『人間関係が不安定な人は、それだけ苦労が増えるのは当然です。』(p113より引用)
とか…、そりゃそうだ!と当然のことを今一度気づかせていただける、というより基本的に『知っておいた方がいい』というお話が詰まったご本です。
■自分ではどうしようもない、解決できないという問題にはどう対処したらいいんだろう?
■仕事がストレスの原因なんだけれど、疲れを残さない仕事ってあるんでしょうか?え?!ある?!ホントですか丹羽さん!
■自分だって目標はちゃんと立てています。けど、全然達成できそうにない…どうしよう…。
というお悩みのかたにはぜひともご一読いただきたいです。
●目標設定の間違い●
元メジャーリーガーのイチローさんが「目標は低く持ったほうがいい」とおっしゃっていた話を引用されていたのですが、斎藤一人さんも「手の届く範囲で一歩上をゆく」というお話をされていたのを思い出しました。丹羽さんは、英語初心者がNHKラジオ講座など上級者向けのテキストに手を出してもまったく身につかないよという例を出されていたのですが、一歩一歩やってゆくことに、いきなり100歩飛び出そうとかムチャやると目標倒れになるだけです。「あぁ…やっぱり無理なんだ(※ってあたり前ですが)」と、挫折しないように手の届く一歩上の積み重ねしかありません。
●『そんな作業を何度やってもどうにもならないとき、その問題は、その人の器をはるかに超えているということです。』(P58より引用)
自分ではどうしても解決できない、手におえない問題というものもあるのだと自覚しましょう。解決が遅れるだけなので、よく知る人、そのような経験をして助言してくれる人に聴くのもよし、問題解決の答えは、ほとんどはご本の中にすでに書かれていたりするので悩みにあったご本を探してみてもよしです。
●『問題を、ただの問題にしない。』(P156より引用)
逆境をも利用しちゃってください。自分の器を大きくもできます。器以上の大きな宝は器が小さいとぽろぽろとこぼれ落ちます。サイズが合わないなら自分がサイズに合うように変わればいいんです。
■あめ的回答■
タイトルが『人間の器』ですが、細かく丹羽さんがご自身の体験もおりまぜて、問題への対処を通じて…そこをクリアしていって器が大きくなっていきますよというお話です。あまり「器」「器」と堅苦しく連呼しているわけではなく、「結果、こうやっていくと器っておおきくなるよ」という落としどころになっています。会社員でもフリーターでも老若男女問わず幅広く、励みになるご本ですよ。丹羽さんがおっしゃるには、40代50代でも芽がでなくても、決して悲観することはないし(あめちゃんは今年47歳です)あめちゃんだって、人生これからだ!って思っています♪
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