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『チーズはどこへ消えた?』のスペンサー・ジョンソンさんのご本です。
人生は順境と逆境があります。山あり谷ありです。山と山の間には必ず谷があります。逆境(谷)は苦しくつらいものです。谷で悩む青年に、人生の成功者の老人が、谷へのとらえ方を教える物語です。
『谷にどう対処するかによって、いかに早く次の山にたどり着けるかが決まる』(p74より引用)
『谷の苦しみはそれまで無視してきた真実に気づかせてくれる。』(p75より引用)
逆境の苦しみを認めたくない自分がいます。対処がわからず、無視していれば去るだろうと思ったりもします。老人はその正体を『エゴ』だと教えてくれました。
無視してきた真実に気づき「受け入れる」ことです。
谷(逆境)は自分を成長させてくれるチャンスだ!と受け入れてください。
実は傲慢さが山(順境)を遠ざけているのです。救いはあります。
『自分のエゴを捨てればすぐに谷から抜け出すことができる。
仕事ではより有用になることによって
私生活ではより愛情深くなることによって。』(p103より引用)
逆境で学ぶことがあるのです。利点を見つけたら逆境から早く抜け出せるのです。
『谷に陥った原因となった行為と反対のことをしよう。』(p109より引用)
これは実業家 斎藤一人さんも近いことを仰っていました。「反対のことをしたら因果は消える」と。人に損をさせたなら得をさせましょう。悪いことをしてしまったのなら良いことをしましょう。なまけていたのなら行動しましょう。因みに、行動することはとても大事。
『山に対して準備をしていない人は、たちまち落下し、苦痛を味わう」(p62より引用)
これは櫻庭露樹さんの仰る「準備なき者に一切の介入はしない」と通じるお話です。
■■■あめ的回答■■■
今、逆境の方は、何から目をそらし、逃げていますか?卒業しない試験は一生追いかけてきます。「あの人がああだから、こうだから」は、本質ではありません。
自分のこととして受け入れてください。慌てなくて大丈夫です。自分に必要で起こっているのだと受け入れてください。気休めではありません。主体的に自分にできる逆境の乗り越え方を力強く教えてくれる一冊です。
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