『運命を開く』 安岡正篤
『運命を開く』 安岡正篤

『運命を開く』 安岡正篤

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安岡正篤(まさひろ)さんのご本です。中村天風さんと近いイメージなのかな?と気になり購読。歴代の時の総理などが安岡さんの助言を求められたそうですが、なかなか素晴らしい名言が多いです。

『頭が良いということより、情緒が良いということが大事である。むしろ、優れた情緒の持ち主であってこそ本当に頭も良い。』(P167より引用)

『ところが、物が足るのは結構であるが、足ると人間はまた誤る。物は中庸を得なくてはならない。中庸とは調和です。』(P46より引用)

『平凡な我々は、衣食には困らないが、小遣いが少々足らないというぐらいの方がよい。これは諸君の生活のモットーにしてよろしい。あまり財々ということに重きを置くと失敗するでしょう。』(p50より引用)

これらは成功法則というより、アホな失敗をやらかして、後で悩むようなことにならない防衛として心得ておくと良いですね。人間は失敗して学ぶものではありますが、それも程度の話で、取り返しがつかないレベルもありますから。

『つまり我々がいかに言葉を使うか、いかに会話をするか、いかに対応するかということが人生の大部分です。国家と国家との問題、外交の問題もそうです。ものの言い方、対応の下手な使節が外交官をやったらおしまいである。ですから、よほど言語対応は謹まなければなりません。』(p42より引用)

これを言ったら人間関係一発アウトだな、とか、信用なくすな、とか、口に出す前に少しでも考えた方がいいですね。あめちゃんも、心の中では考えてしまったけど、これを相手に言ったら縁切られちゃうだろうなぁ…と、口には出さずにいることあります。思いついたことを何でも言う、頭の中タレ流しは、周りからまともな人がス―――っといなくなりますよ。

話変わりまして、「歩く」ということがとても大事というお話も載っていました。自分で行く、行動範囲を広げる等、毎日できますよ。

『人間が歩かなくなるということは、たいへん反省せねばならぬことです。人間が歩かなくなるとともに堕落したということもできます。』(P191より引用)

元出不精のあめちゃん、今でこそ行動範囲を広げております。見えている景色を変えていく。生きている以上、体験を増やしていくことが醍醐味だなと感じます。家の中だけで全部を完結させちゃいけないよというお話はミニマリストしぶさんのご本の中でもありました。

■あめ的回答■

安岡さんは明治生まれの方ですが、やはり昔の人の、生きていく上でのお智慧は、心得ておいた方が得だと思います。おかしなことをやらかして、後々大きなリスク(主には人間関係の無用なトラブルと言っていいかなと)しょって、眠れなくなるほどのダメージは防ぎたいものです。先人たちもいろいろな失敗をしてきたところからの私たち子孫へ、遺してくださっているメッセージ。やはり「本」として遺して伝えてくださっているのはありがたいですね。

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