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●あめちゃんの中で、丹羽さんといえば(通勤電車の中で)読書時間を確保するためわざわざ郊外の始発駅のそばに住まわれていたというエピソードが印象深い人です。あめちゃんも、電車の中ではスマホぽちぽちして時間をザルにして、何を読んだかも忘れるような無駄なことではなく、とにかく15分とかでもいいので読書に充てるようにはしています。
『読書をやめたら成長が止まってしまう。本を失ったら、人間の視野は限られたものになってしまう。』(p90より引用)
●丹羽さんはこのご本執筆時に85歳です。
『せっかく人間だけにある「老後」を、無目的にラクなことばかりに費やすのは、じつにもったいない話です。のちのち後悔しかねません。』(p111より引用)
『映画でも、芝居でも、クルマでも、「心からやりたいこと」を追求していくなかで、退職後に新しい人間関係を築いている人は、多いと思います。』(p113より引用)
会社での肩書きなどを取っ払って、新しいコミュニティで新しい出会いがあるってステキです。ただ、やはり過去の肩書やプライドにしがみついて次のコミュニティでふりかざす困った人もいらっしゃるのですね。
『現役時代に高いレベルの仕事をしてキャリアを積んできた人たちを、定年後に高い報酬で雇い入れるようなシステムは、これから先も日本には出てこないと思います。
みなさんは当然おわかりだと思いますが、そういう人たちは概して、定年後もどうやっていい生活を維持できるか、どうやって遊ぼうか、どうやって友達を増やそうか、といったことに考えが向きがちで、高給を払って雇っても、仕事の現場では役に立たないことが多いからです。』(p173より引用)
現場としては、そんな高齢者ならタダでもいらないわという感じですね。これから高齢者人口は増えていくので、ちゃんと使える人ならニーズはあちこちであります。(高齢者パワーすごいんだよというあめちゃんのアメブロは→こちらもどうぞご一読ください)
●「高齢期」や「老後」と呼ばれる時期は長いです。あめちゃん今年49歳ですが、なまじ120歳まで生きてしまうとすれば、あと70年以上あります。70年もどうしましょう(笑)
ニッセイ基礎研究所上席研究員の前田展弘さんのお話で、男性には80歳以上になっても元気潑刺の「スーパーシニア」と呼ばれる、まるで健康エリートのような方が1割いらっしゃるそうです(女性では少なくなります)。
『女性は五〇歳を過ぎたら足腰を鍛えて、移動能力をできるだけ低下させないことが非常に重要』(p59より引用)
あめちゃんの新しい友人で通称「こじか」さんがいます。50代でマラソンをご趣味でされているのですが、所作もプロポーションも美しく、リスペクトしています。
あめちゃんは毎朝4時起床で、マッハでビルの清掃作業をしていますが、高齢者の方ももちろんやっていいのですが、生活がだらしない人、若者でも中年でもぜひやったらいいですよ。運動量がトライアスロン並みだし、感謝もされるし、賃金も出るし、こんなに旨味があるとは思わなかったです。おススメ!
■■■あめ的回答■■■
ときおり、自分の意志とは関係なく、今の生き方の点検・見直しをする節目ってあると思います。
クビになった、引っ越した、家族が増えた減った、、、イレギュラーで色々起こります。いずれにしてもこれまでと同じことをしてちゃダメだということは出てきます。起こったことは無かったことにはできないので、まず受け入れて、さぁ!これからだと、柔軟に方向転換できる身軽さはあった方が強みになります。
『たとえ仕事がうまくいかなかったとしても、金銭的に豊かでなかったとしても、人として過ちを犯すことなく生き、
「あぁ、よかった」
と、安堵の一息を遺して旅立てる人こそが、人生の真の勝利者だと思います。』(p232より引用)
「自分は本当は生まれたくなかった」とか文句を言っても全く意味がないので、潔く、今生きていることを受け入れて、必ず来る人生最期のときを、きれいに終われたら十分だと思います。