『空海さんの言葉 心がフッと軽くなる49の智慧』 白川密成
『空海さんの言葉 心がフッと軽くなる49の智慧』 白川密成

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生涯を通して旺盛な執筆欲を持って多数の著作・名言を残されていた空海さん。めそめそするあめちゃんは空海さんに勇気を頂いています。このご本は、四国八十八ヶ所霊場第五十七番札所 栄福寺住職 白川密成(しらかわみっせい)さんのご本です。

「見えないからない」とは言い切れません。そよぐ風も、電磁波も、雲に隠れた太陽も見えない…だから無い とは言えません。因みにですが、斎藤一人さんは「神も仏もいるからこそ、あんたがそんな目(酷い目)に遭ってるんだよ」と仰っていました。自分の中に仏はいない…とは言い切れません。

『現代と昔を比べてみると、私も現代から多くのものを享受しているひとりとして、単純に「昔はよかった」とはまったく言えませんし思いません。しかし、昔の人は「わからない」「見えない」ものが多かった分、「未知のもの」に対する想像力、畏敬の念があり、その分私たちよりも‟正確”に世界を見ていたのではないかと感じることがあります。』(p211より引用)

本人は知らないだけで、誰々さんに相当恨まれている…ということもあり得ます。人には見えないものや知らないことのほうがよっぽど多いのです。見えないものに対して鈍感で馬鹿になりがちです。(※その方がいい場合もあります)

人の心もコロコロ変わります。一生愛すると誓っても、逆転することもあります。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。自分には見えていないし、わからないことが多い…ぐらいのスタンスで。

『「わからない」ということは、本当は‟よくあること”です。もっとそれを認め、確認し、むしろ次にとる道を決めるきっかけにしましょう。』(p139より引用)

人との出会いは、なにもしっかりと時間をかければ良いというものではありません。本文で孔子と程子(ていし)がたまたま道で出会って、一日中話したという故事が引用されています。少し会っただけで古い友達のように親しくなることもあります。

『そういう逃したくない出会いが人生には何度か、ありますよね。
「時間をかける」ことや「タイミングをはかる」ことの大切さを知りつつも、時には「スピード感」や「直感」が必要です。』(p123より引用)

ふと、キッシンジャー元米国務長官の「チャンスは貯金できない」という言葉を思い出しました。もちろん、人それぞれの事情がありますが、何十年も、充電中、貯金中…とかやっているうちに、もう亡くなる可能性だってあります。まずやってみて、ダメだったら違う道を行けばいいのです。やってみたからわかることもたくさんあります。

世の中、「自分が思っていたものと逆だった…」ということが実はままありますよね。親友だと思っていたら陰でこちらを落とすようなことをされていたとか、フラれて最悪の出来事だと思っていたけれど次はもっと素晴らしい人と出会えて最良の出来事になったとか。高い物だと思っていたら安物だったとか。

『社会の中で多くの人が指をさし、火や地獄と呼んでいるものは、本当にそうなのか。世の中で「宝」と言われているものは、本当にすばらしいものなのだろうか。』(p165より引用)

「本当にそれって最悪の出来事なの?」と自分で考えられるようになっておくのは大事です。自分の頭のみで過信するのも危ういですが。だからこそ、ご本たちでお力も借りましょう。

■■■あめ的回答■■■

前に名取芳彦さんの空海さんのご本を紹介した時にも、空海さんすごいなぁ~リスペクトしまくりだと感じたのですが、今回も空海さんに、生きやすくなるお智慧を頂けました。

空海さんのお話を、白川さん的に解説されたご本となってやさしくよみやすくなっています。「自分は何に固執してしまってこんなに苦しいんだろう?」とゆるめるヒントが載っていますよ。

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