『生き方の哲学』 丹羽宇一郎
『生き方の哲学』 丹羽宇一郎

『生き方の哲学』 丹羽宇一郎

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生き方の哲学 (朝日新書879) [ 丹羽宇一郎 ]
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伊藤忠の会長、中国大使を経てこられた丹羽宇一郎さんのご本です。色々考えさせられる一冊です。

『働くことは人間本来のありようです。人間は生きるために働くのではなく、働くために生きているのです。』(p64より引用)
『何度も言いますが、ワーク=ライフ、仕事は人生そのものであり、生活そのものです。両者はバランスを取るようなものではありません。
仕事が人生ならば、働き方が変われば人生が変わる、生き方が変わるということです。』(p66より引用)

丹羽さんの仰る「働く」とは、お金のことだけではなく、ボランティアや家事も含みます。掃除すらしないとか、最早「人」としてアウトな気がしますよね。あなたはペットじゃないんだから。

『「何のために仕事をするのか」という問いは、
「何のために自分は生きているのか」という問いとイコールです。
仕事=生活です。仕事を取ったら生活もなくなります。何もしないで生きていくことなんてできません。
二〇代、三〇代、四〇代で目標もやりたいことも違ってきます。二〇代のとき、
「三〇代になったら、こういう技術を身につけよう」
そういう目標は当てにはなりません。
なぜなら、人というものは成長するからです。』(p113より引用)

目標は変わって当然なんですね。古くなった目標を後生大事に持っている必要はありませんよ。

定年退職後どうするか?も、深いテーマです。定年後、人によっては残り人生30年、40年あるかもしれません。若い頃よりよっぽど長く感じそうです。人生を豊かに過ごすためには社会参加を続けていくことです。

『まず若い世代が「働いてほしい」「手伝ってほしい」と思えるような人材である必要があります。』(p165より引用)

「この爺さんイラネ!」と言われないように、ニーズを満たせる人にならないと。

『「老人に席を譲れ」ではなく「老人が若者に席を譲れ」です。』(p172より引用)
『昨今、大企業の不祥事があちこちで表面化していますが、つまるところ、みんな年寄りの旧経営陣が元凶じゃありませんか。』(p172より引用)

丹羽さんは、年寄りは、それこそ若者からの相談役に徹した方が幸せなのではないかと仰っています。若者と年寄りが気持ちの良い関係でいる知恵ですね。老人が出しゃばっても老人自身だってしんどいですよ。出しゃばって嫌われて、いったい何の得があるのでしょう。心配しなくてもちゃんと老人にもニーズはありますから大丈夫。いっそ、あめちゃんのような清掃作業員になってもいいのです。80代でフルタイム勤務の方も普通にいらっしゃいます。

自分の不運に感謝する、ということ。不幸を受け入れるということは、このブログ内でも何度も出てきたテーマです。受験で落ちたから不幸なのではありません。メンタリストDaiGoさんのように、東大に落ちたおかげで今の自分になれたという方もいらっしゃいます。離婚して自分で起業できたという女性もたくさんいらっしゃいます。一見不幸でも、これにも意味があるんだと受け入れること。

『しかし、失敗のない日々、後悔のない人生なんて「欲張り」というものです。それが、そのときの自分のできる精一杯のことだったのです。』(p228より引用)
『私たちがすることは、その時点での自分のベストです。』(p230より引用)

これはありますよね…。その時は、それしかできなかったんだ…ということ。

■■■あめ的回答■■■

働くことが生きているということ。あなたはペットじゃないんだから。病気で家族に食べさせてもらっている身だとしても、せめて皿洗いや布団を干すぐらいはやらせていただきましょう。

あめちゃんの私情ですが、仕事も労働も「やらせていただきます」というマインドじゃないと、やってられません。仕事を頼む場合は「やっていただく」と、これまた頭を下げます。そうやってバランスがとれているなら良いですね。「嫌だけどやっている」という人には、素で「え、辞めていいんだよ」と言うあめちゃんです。そうやって、帳尻が合っていくのかもしれません。

丹羽さんのご本は何冊かご紹介していますが、これでいいのだ、これで大丈夫、と安心できる著書ばかりです。

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