『決定版 佐賀の がばいばあちゃん』 島田洋七
『決定版 佐賀の がばいばあちゃん』 島田洋七

『決定版 佐賀の がばいばあちゃん』 島田洋七

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決定版 佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫) [ 島田洋七 ]
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約20年前に世間で話題になりました「がばいばあちゃん」未だに読んだことがなかったので、名言求ム 今のあめちゃんなら さらっと読めるかなと購入。がばいばあちゃんは島田洋七さんが小・中学校の頃に島田さんを養育されていたお婆さんです。あめちゃんと同じくトイレの清掃作業員をされていたそうです。がばいばあちゃんは、貧乏すぎて生きる知恵がすごい。(個々のエピソードはご購入の上お読みくださいね)

こちらは島田さんのお言葉です。

『プロローグでも書いたように、近頃「不景気だ」「不況だ」と言うけれど、それでも俺の子供の頃に比べれば、いろんなものが揃っているし、みんな豊かになっていると思う。』(P217より引用)

今は、自称貧乏でも、エアコンもあるし、蛇口をひねれば飲めるレベルの水が出てくる。だから、実業家の斎藤一人さんが「現代の人はお殿様よりもいい暮らしをしているよ」と仰っていました。オマケであめちゃんの貧乏長屋暮らしをお見せしましょう→こちら。※実はこのビニールプールの横にすでに使っていない井戸があります。写っていないのですが。

『確かに、今の四十代、五十代の男性の自殺には「事業に大失敗」「家族にも相談できない」「家や車を売ってやり直すのは世間体が悪い」……だから死ぬしかない、というパターンがあまりにも多い。

でも、ばあちゃんの言うとおり、世間体など気にせずやり直す覚悟さえあれば、わざわざ死ぬ必要なんて全くないはずだ。』(P315より引用)

『だから、事業に失敗しても、それは失ったのではなく、ただ、元に戻っただけのこと。』(P316より引用)

↑これは島田さんのセリフです。

島田さん、通知表が1と2ばかりだったそうです(あめちゃんもそうですが)。以下、ばあちゃんのセリフです。

『クラス全員が学級委員長になって、全員が東大行って、全員が総理大臣になったら、誰が国民をやると?』(P232より引用)

『世の中、頭のいい人は少しだけいればいい。全員が『俺が俺が……』では、国が五つにわれてしまうよ』(P232より引用)

全員がエリートのプロフェッショナルになるのは無理です。1や2で下を支えるメンバーがいないと5の人が生まれないでしょう。結局、全員プロフェッショナルのエリートの中でだって誰かがビリになって下を支えるのですから。(※パレートの法則からは、いかなるエリート集団でも抗えないのですね)

ばあちゃんの言葉。

『まず仕事をしよう。
仕事さえすれば
みそ、しょうゆ、米、
友だち、信用がついてくる。』(P281より引用)

以前ご紹介しました『バビロン大富豪の教え』の中で、労働こそ最良の友 という台詞があります。因みに現在東京都最低賃金2024年が1,113円ですが、2時間分で米5キロ買えます。なんとありがたいことでしょう。

■あめ的回答■

20年前ではろくに読書していなかったあめちゃんですが(推理小説はすごい読んでいましたが)、今だったら「うんうんわかるー!」というばあちゃんの名言。ご本とも『ご縁』です。今の世のニーズとも合っているこのご本が昨年 決定版として世に出たのも良きご縁です。欲が多すぎて疲れてしまった方にも読んでいただきたい一冊です。

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