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日本電産会長 創業者 京都先端科学大学理事長 永守重信さんのご本の紹介2冊目です。
自分の人生で起こる困難や問題…大きすぎてくじけそうという方も、今は困難というほどではないけれど迷子になっているという方も、励みになる一冊です。
●状況は、いつでもいくらでも変わります。去年とすら、もう違います。
『「脱皮しないヘビは死ぬ」ということわざどおり、まわりの変化に先行して自己変革しなければ、あっというまに「負け組」に入ってしまう。』(p185より引用)
脳科学者茂木健一郎先生のお話でもありました。もう変わっているということ。永守さんは、ゆでガエルになるなと仰っています。変化や危険に早く気づいて自分も変えていくこと、同じこと、同じ仕事、同じ人間関係にず―――っと執着しなくて大丈夫です。状況がすでに変わったことを受け入れてください。
「困難は必ず解決策を連れてやってくる」(P18より引用)
斎藤一人さんのお弟子さんの高津りえさんも、天道に向かう途中で問題が起きたのなら必ず近くにあるもので解決できると仰っていましたし、櫻庭露樹さんも「幸と不幸はニコイチのセットだ」とよく仰います。やみくもに恐れなくて大丈夫です。
永守さんの会社は「リーマン・ショック」の影響が直撃したそうです。
『「会社がつぶれる」という恐怖が頭をよぎった私は、すぐに図書館に向かった。「百年に一度の危機」だと評論家は論じていた。ならば歴史に残る、一九二九年のアメリカに端を発する世界恐慌について調べようと思ったのだ。』(p17より引用)
「困難さん」は必ず解決策がセットです。学んで対応すれば因果解消です。永守さんは歴史から答えを、お宝を見つけ出したのです。逃げるのも免除もありませんので、卒業するまで同じ問題は追いかけてくるとはよく聞きます。自分に解けない問題は起こらないとも言います。
●「ケチではダメ、めざすべきは「始末屋」」(p205より引用)のお話も、あめ的ヒットです。
(※「始末屋」=ムダなお金は一切出さないが、必要なら100万円でも出す、という意味です)
『いただいたものであっても、そこからコストが発生するかどうかなど考えもしなかった私に活を入れてくださったのだ。稲盛さんも、すばらしい「始末屋」なのである。』(p208より引用)
モノは、買ったり、もらったりで終わりではありません。管理や維持に、時間もお金も労力もリソースが奪われてしまうよというお話はこのブログでもたまにお話しています。永守さんは、ムダなお金を使わないのとケチとは違うとお話してくださっています。
●永守さんが戦国時代の天下人でもっとも尊敬しているのは秀吉だそうです。足軽から天下人へのし上がったそのすごさ。
『では、どのようにして家臣団をつくっていったのか。鍵をにぎるのが「この人についていったら飯が食えるのではないか」という魅力だ。』(p148より引用)
斎藤一人さんが『太閤記(著者・司馬遼太郎先生)』を読めば、人に得を与える人というのが、どういう人かがよくわかると仰っていました。永守さんは「飯」を例えに出されていますが、要は人に得をさせる人です。魅力のあるリーダーについていくのは必然です。
■■■あめ的回答■■
このご本はかなりアンダーラインを引きましたので、人生訓として、くじけそうになった時には何度も読み返したい一冊です。他人のせい、人がいないせい、円高のせいなど、他人に押しつけていたら、本来のせっかくの解決がどんどん遠ざかってしまいます。自分に必要で起こっている問題なのだと、まず受け入れてください。
『なぜなら、困難は必ず解決策とともにやってくるからだ。』(p227より引用)
後になってみれば、「あの困難のおかげで成長した、よりよくなった今の自分があるんだ」と感謝に変わっていきます。「あぁ、あのときのあのままの昔の自分でなくてよかった」と。自分の頭の中だけだはわからなくても、「本」にはヒントも答えも載っています。受け身ではダメ。どんどん読んで見つけていっていいんです。「あ、そうか」と気づいたときには腹落ちする答えを見つけている、そんなあなたなら絶対に大丈夫。ピンチをチャンスに!とはよく言いますが、あなたのその変わり幅こそがあなたの魅力です!
東寺さんライトアップ観にいきました
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