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看護師で僧侶もなさっている玉置妙憂(たまおき・みょうゆう)さんのご本です。生きていればイヤなことは大なり小なり必ずあります。妙憂さんは「ほんの少し」見方を変えるだけで、今よりずっと楽になれますよということで、こちらのご本でそのとらえかたなどを教えて下さっています。
■私が今、こんな苦しい目に遭っているのは、兄弟のセイ、同僚のセイ、友達のセイ、恋人のセイ……。ひとのセイにしてはいけないと言っても本当に〇〇さんのセイなのよ!
■犯罪のニュース、災害のニュース……これらのセイで病んじゃうわよ。
■あれが不安…これが不安…もう、どうしたらいいんだろう……。
…などと不安や疑いでパニクっている方。もしくは周りにそういう人がいて困っている方へ。
看護師×僧侶という説得力満点なレアなお仕事をされている妙憂さんだからこそ伝えられる名回答、ぜひともご本をお読みください。
●妙憂さんのお言葉でまず「おおっ!」って感動したのがこちら。
『本当の自立とは、「いかに依存先を増やすか」ということです。』(p180より引用)
「私は誰にも頼らずに生きています。」という思い上がった人は、水道のお水、コンロの炎、うちにあるお米、着ているお洋服…誰が こしらえたと思っているのでしょう。
例えば、「自分には彼氏しかいません」とか、依存先が1つしかないことを「依存症」というそうです。
『大人として自立するということは、「依存先がたくさんある」ということであると知ってください。
依存先がたくさんあれば、依存したい気持ちが分散します。
たとえば恋人にだけ依存していると、どうしても猜疑心が湧いてきます。けれど他にも依存先があれば、疑う気持ちは分散されます。
これが自立になるわけです。』(p182より引用)
旅行に行ってもいい、兄弟に会ってきてもいい、料理教室に行ってもいい…、
いろーんな選択肢を持ってください。
これが正常な自立であると妙憂さんは仰っています。黒田尚子さんのご本を紹介した時に、子どもの教育に夢中になるしかない孤独なお母さんのお話があったのですが、選択肢が無さすぎる不幸な例だと思います。
●妙憂さんは「自分のケツは自分で持つものです」とも仰っていて、
『言い換えるならば「覚悟」。
「主治医が勧めたから」
「この病気に詳しい人がよいと言ったから」
そんなふうに、決断と選択は他人まかせにするべきではありません。』(p137より引用)
意見を聞いたり参考にはしても、自分で決めて、相手に引っ張られないようにしましょう。「あなたの意見通りにしたら失敗した。損したわ。」と相手を責める材料になってしまいます。妙憂さんも「本人の気づき」は大切だと仰っていて『実は気づいた時点で問題の8割が解決している』のだそうです。これ、めっちゃ救いですよ。
■あめ的回答■
あめちゃんもね、「客観的な意見が聞きたいの。」なんて言って他人様に意見を聞いたり……とか、やっていたのですが、その聴いたお相手の100%主観なので、全然 客観じゃない!!って憤慨したりしていましたよ(笑)
本当によっぽど信頼おけて事情もばっちり分かっている人以外のアドバイスなんて、聞くだけ揉め事のタネにしかならないと体験しました。前にも書きましたが、相談相手を間違えるとホントえらい目みるの自分なので(汗)お相手様にも、そんな重大責任負わせないようにしてあげましょう。
妙憂さんも、自分の外側に答えを求めるのはやめましょうと仰っています。自分の内側。自分軸。斎藤一人さんなら「内神様」ともおっしゃいますが、答えは自分の中にあります。
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