『仕事と江戸時代 武士・町人・百姓はどう働いたか』 戸森麻衣子
『仕事と江戸時代 武士・町人・百姓はどう働いたか』 戸森麻衣子

『仕事と江戸時代 武士・町人・百姓はどう働いたか』 戸森麻衣子

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仕事と江戸時代 武士・町人・百姓はどう働いたか (ちくま新書 1767) [ 戸森 麻衣子 ]
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東京農業大学非常勤講師、早稲田大学エクステンションセンター講師 戸森麻衣子先生のご本です。江戸時代から、ダブルワーク、人材派遣などあったそうです。現代から見たらトンデモなこともたくさんですが、令和から見た昭和ですらトンデモなことばかりですが、「現代の働き方、江戸に始まる」。出口治明さんのご本で江戸時代は女性も仕事をしていたと書かれていましたが、戸森先生もそう仰っています。女性も貴重なスタッフです。江戸時代にも、ニート・専業主婦・生活保護にカテゴライズされる人はいたんだろうか?とも考えながら読みましたが、そこは登場しませんでした。他にも銭湯の三助は?とかも気になりましたが、大きく、武士・町人・百姓といった区分になっていました。武士の子は武士、と道は決まっていたわけですが、学者の子は学者、と世襲ではできなかったそうです。

『江戸時代には、農学・教学・経済学・土木工学など、行政にも応用できる内容を持つ実学分野の発展がみられたが、それを貪欲に学んだのは下級武士や町人・百姓などだった。』(p55より引用)
『武士の身分と職分をめぐる状況は、二六〇年間のうちに制度疲労を起こし、明治維新に繋がっていくことになる。』(p56より引用)

あめちゃんはいまだに香取慎吾さんのNHK大河「新選組!」DVDをつけるのですが、あれほど近藤勇たちが憧れた武士というものが、時代で一瞬で要らない者(むしろ罪人)に変わってしまう怖さを体感してしまうので、ラスト7話ぐらいはリピできません。

江戸時代の貧富の差は現代の比ではありません。主人と奉公人の関係も、主人は絶対者なので、パワハラで訴えることもできません。

『なぜ、奉公人の訴訟権が成立しないのか、それは「主人を相手取る」ことは忠義に反する行為だからである。そうした法的不平等性が、雇用側と被雇用側には存在していた。』(p192より引用)

主人に歯向かう方が悪いのですね。

奉公人の食事は、白米のほかに味噌汁または一菜がつく程度だったそうです。あめちゃんの朝ごはんと同じです。現代の人は食い過ぎで病気のオンパレードだから、食事は江戸時代に戻ったほうがいいような気はします。

女中奉公は、女性を助ける意味合いもあったそうで救いです。ここでは夫のDVから逃げてきた紅梅という女性の例が出ています。

『離縁しても実家に戻ることができない女性には手段がない。そこで紅梅を奥女中奉公に上げることによって、避難させるとともに、衣食住に困らず生活できるようにしたと考えられる。実際、武家の奥御殿は、駆け込み寺のような機能を持っていたとも指摘されている。』(p176より引用)

素行が悪い(食べ物を粗末にする、男性奉公人と変なことをする、盗みを働く等)女中は、解雇されたそうですが、そこは現代の常識と遠くはないようです。

■■■あめ的回答■■■

昔の人は凄いとつくづく感じます。現代の人が要求多すぎるのか。衣食住のニーズを満たした現代人は、まだまだ何が欲しいんだろう…。洗濯板で1枚づつゴシゴシ洗わなくても済むだけでも昔の人より時間も儲けています。欲増えたらやることも増えて大変だぞと今でこそ思います。(あめちゃんも、たいがい時間割が人としておかしいのですが)

辛抱強い江戸時代の人でも不満からの犯罪はあったそうです。そもそも民度が低い人たちが集まったらえらいことにもなります。えらい時代をもご先祖様たちは生きてくれたのです。死ぬ勇気よりも生き抜く方が勇気がいります。あめちゃんは、身内と数年前からご先祖様の戸籍を集めています。ルーツに想像もしなかった発見をしています。みなさんもぜひ、激動の時代を生きたご先祖様にも寄り添って、今への感謝につなげてみてほしいです。

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