『人生の勝者は捨てている』 加藤諦三
『人生の勝者は捨てている』 加藤諦三

『人生の勝者は捨てている』 加藤諦三

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人生の勝者は捨てている (幻冬舎新書) [ 加藤諦三 ]
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早稲田大学名誉教授 加藤先生の今回のご本は、かなりの量のアンダーラインを引きまくりました神本です。

人間関係を整理できない人は必ず不幸になる。(p42より引用)

まずここをおさえておきましょう。

『「人間は、よく無駄なことをしているな」と思うことがある。だいたいデパートにはたくさんの商品があるが、生活にどうしても必要なものはあまりない。
人は、生きるために必要のないものを手に入れようとして真の自己を裏切る。
「これをなくしたらどうしよう」と思うが、なくしても生きていかれるものが多い。
いや、なくしたことで幸せになれることもある。
今しがみついているものが、その人の不幸の原因ということがある。例えば今あなたは「ある人」にしがみついている。
その人との関係がなくなることが幸せなのに、その人にしがみついている。』(p30より引用)

嫌な人となんとかうまくやろうと努力すればするほど周囲におかしな人が集まります。おかしな人はおかしな人のコミュニティに行ってもらえばいいのです。あなたが首をつっこむ必要はありません。嫌な人とうまくやっていこうとしてはいけません。気に入られようとしてはいけません。

『だから人に親切をする時には、相手を見なければならない。
相手を見ないで親切にしたために一生を棒に振る人がいる。』(p176より引用)

捨てるべきものを捨てないで後生大事ににぎりしめているうちにあなたの人生は終わってしまいます。これは持っていてはいけないんだと気づくことです。

『先ず自分にとって「最も大事なことは何か?」を考える。』(p189より引用)

それは出世の人も、家族の人も、趣味の人もいます。苫米地先生のお話で、ゴールに関係ないものは全てゴミだというのがあります。ゴミに目がくらんではいけないのです。嫌な人に嫌われたら喜んでいいのです。好かれようとがんばらないでください。

加藤先生はデヴィッド・シーベリーのこの言葉を引用されます。

■人間の唯一の義務は、自分自身になることである

『シーベリーによれば、すべての悩みの根源は、自分が自分でなくなったから。』(p27より引用)

嫌だけれど付き合う、嫌だけどこの仕事をがんばる、嫌だけれど物を買わされる。嫌だけど……というのは自分自身を生きていません。

『あなたは、今の職場が好きですか?
もし好きでないなら、出世はできません。
出世できないのは、あなたの才能がないからではありません。嫌いな場所では才能を発揮できないからです。』(p86より引用)

何か、生き間違いをしているんだと気づくこと。お金のためにこの嫌な仕事をしているんだなんて人は、会社にも同僚にも要りません。そこではなく別のコミュニティに行けばいいのです。

『うつ病になるような人は嫌いな人でも、相手にしてくれる人のところに行く。そこでまた憎しみが増す。
こうして生きていると、死ぬ時に自分の生き方を後悔する、これが地獄である。』(p113より引用)

■■■あめ的回答■■■

人間みんなお友達だという発想は、子供の時期のみでいいんです。大人になったら、この人とは関わってはいけない、という危険は察知して要警戒人物のフォルダに入れたら走って逃げてください。

危険な人は、また他のカモを探すので、こちらが巻き込まれないことが肝要です。放っておきましょう。くれぐれも「あの人には私がいないと…」と戻らない。戻っちゃだめなんです。

だから「あの人」ではなく自分の人生を生きるのです。

■人間の唯一の義務は、自分自身になることである

自分でいることから逃げなくていいんです。「あの人」をかまいに逃げないでください。ついつい日常で、あの人この人の人生に首をつっこんで自分を置き去りにしてしまいますよね。つい忘れてしまう。

このご本で、みなさんも今一度、本質のところを点検してくださいね。このご本があなたの味方になってくれます!

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