|
※当ブログはスマートフォンではなくPCでの閲覧を推奨しています。
フリーライター佐藤美由紀さんのご本です。ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の言葉を集めた一冊です。世界中で有名になったリオ会議でのスピーチ全文が載っています。(日本語に初めて翻訳された打村明さんによる全文はネットで検索したら出てきますのでご一読ください)
『ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てば、この惑星はどうなるのでしょうか。
息をするための酸素がどれくらい残るのでしょうか。
同じ質問を別の言い方でしましょう。
西洋の富裕社会が持つ傲慢な消費を、世界の70億~80億の人ができると思いますか。そんな原料がこの地球にあるのでしょうか。可能ですか。』(p5より引用)
これはスピーチの一部ですが、それこそ地球上の人全員が車を持ったり、買いたい物みんな買えるようになったら、地球上の人間、息をすることすら難しくなります。これは枡野俊明さんのご本でも触れましたが、今50代以上の人達は大丈夫だろう(逃げきれるだろう)けれど、100年後の人は大変だぞ、と。今から生まれてくる赤ちゃんたちは大変になると思います。
『不況だ、物が売れてくれないと困る。どんどん消費してもらわないと。』物を売る側の責任はせいぜい故障対応ぐらいでしょう。
その物品、ローンのお支払いのために得るお金=自分の命の残り時間を捧げているのです
あめちゃんの知人でも「あなたローンのお支払いのための人生なの???」と思ってしまう人がいます。結局ゴールはなんなんだろうと考えさせられました。あめちゃんは現在は、以前ご紹介しました藤井英子先生の仰るように、お金を使うなら、物よりも、思い出や経験に使いたい派です。
借金してでも買い物や、子どもに一時のお休みも与えないほどの山盛りの習い事をさせるのがやめられない人、けっこう多いみたいです。もちろん、あめちゃんは、再三、他人さんの土俵に上がらなくていいと言っているので、その人に何か言うことは一切ありませんが。仕事いっぱいして、その対価のお金を他の人にどんどん出してどんどん苦しくなる生き方がやめられない人はいます。
(そもそも、お金をつかう=一生懸命働いて得た大事なお金が、他のひとの手に渡るのですよ???)
こちらは著者の佐藤さんの言葉です。
『彼らは、物欲を満たすのと引き換えに、自分の貴重な時間を労働に割いているということだ。
このようなライフスタイルは、ムヒカに言わせれば、‟不自由”ということになる。』(P30より引用)
■■■あめ的回答■■■
今から100年前は大正13年です。この100年間で世に出てはゴミとして処分された物の量は計測したら大変な量だと思います。本当に必要だった物以外はそもそもが要らなかったものです。消費をどんどんさせるために次々売り出すにしても、100年後、その資源はあるのでしょうか。そもそも息ができるのかもわかりません。あめちゃんは、あめちゃんで代が終わりなので、自分の子孫たちがどうとかは言えないのですが…。
あめちゃんが立派なことを言うわけでもないのですが、どんどん物が買いたいために、残りの人生を消化しきるのは、そんな人生でいいのか?と疑問を投げかけてしまいます。
あなたの残りの人生は、どう使いたいですか?
👇いつもポチっと押してくださってありがとうございます。ささ、今回も遠慮しなくていいんですよ。