『なぜ、時間を生かせないのか 「人生の密度」を高める十の心得』 田坂広志
『なぜ、時間を生かせないのか 「人生の密度」を高める十の心得』 田坂広志

『なぜ、時間を生かせないのか 「人生の密度」を高める十の心得』 田坂広志

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なぜ、時間を生かせないのか 「人生の密度」を高める十の心得 (PHP文庫) [ 田坂 広志 ]
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物理の話なのでスピリチュアル要素の高い田坂さんですが、今回は名解答上回りました。ご本の題材はタイムマネジメントから始まりますが、そのためには「集中力」が必要です。そして基本の心得は、当たり前のこととして「体を鍛える」ことが大事です。目をそらしてはいけませんよ。

『昔から、「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」という諺が語られますが、やはり、精神が高度な集中力を発揮するためには、
肉体が相応の持久力を持っていなければなりません。』(p43より引用)

やっぱり「体力」が劣ると、肝心のときに「知力」を発揮できないものです。

『なぜならば、仕事の世界において「肝心のとき」というのは、
いつも、肉体的には最悪に近い状況に訪れるからです。』(p45より引用)

体力がないがために能力を発揮できなかった、というのは本当にもったいない言い訳です。田坂さんは講演で、椅子が用意されていても立って話をするそうです。皆さんも、電車では立つとか、ひと駅歩くとか、日常でできる範囲で。体力があることは大前提です。

これまでの田坂さんのご本では、「引き受け」という言葉が出てきたのが印象深かったです。

『この「引き受け」というのは、心理学の用語ですが、
何か問題が起こったとき、たとえそれが、
直接に自分の責任ではないと思える問題であっても、
それを敢えて自分の責任として受け止めてみるという心の姿勢のことです。』(p116より引用)

何かのトラブルについて明確な犯人がいるとは言い切れない、職場の雰囲気が悪い、なぜか流れが悪いなど、1コにしぼれない様々な要因が絡み合っていることは多々あります。

『すべてのことに、深い意味がある。』(p119より引用)

若い頃のあめちゃんは「意味なんかいらん!さっさと結果出して終わろうぜ!」という考えの人でした。しかし、「意味なんかいらん!」で終わって逃げ通せないのです…。

『卒業しない課題は、追いかけてくる。
その「理」です。
すなわち、我々が、ある職場で、一つの「成長の課題」に直面したとします。
しかし、もし、その職場で、その「課題」を卒業することなく、
転職などの形で、その「課題」から逃げたならば、
不思議なことに、その「課題」が追いかけてくるのです。』(p194より引用)

また似たような問題が起こるという不思議。自分以外の何かに責任を押しつけずに「このことから自分は何を学べばいいのだろうか」と、「引き受ける」ことです。

『「なぜ、時間を生かせないのか」という問いは、究極、
「いかに生きるか」という問いに他ならない。』(p228より引用)

■■■あめ的回答■■■

表面的なネガティブな「問題」の深層にはポジティブな「意味」があり、それをちゃんと感じ取ること。そのためには、逃げずに、いったん「引き受け」ましょう。「受け入れる」という表現もありますね。

『起こることは、すべて良きこと。』(p120より引用)

やっぱり我々凡夫は表面的な出来事(枝葉)に振り回されがちです。そっちじゃないんです。あとで、「あ…そういうことだったのか…」と氷解するときがきますから受け入れて大丈夫。

「この問題まじでヤなんだけど…」と、へこんでしまった時には、このご本を手に取ってパラパラめくってください。あなたの助けとなってくれるご本です。

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